和田家の2002年の年賀状のデザイン(写真)の謎かけを理解した人が、3割にも満たない可能性があることが民間調査会社の調べでわかった。問題の年賀状は、家族全員の写真を使い、人文字で「馬」を表したもので、配達初日から問い合わせが殺到した。夫だけなぜ変な格好をしているのかとの内容がほとんどで、ピアノを弾いているところと思っていた人が圧倒的に多い。中には写真のデザインを余り気にとめず、謎がかけられていることすら気が付いていない人々が多数存在すると見られており、同社では全体での理解度は3割程度としている。このデザインは夫の発案とのことだが、妻は当初、説明書きの必要性を主張し、「うま」とフリガナを振る案や、「クイズ:何かの文字を表しています」といったフレーズを挿入する案を提案したが、デザインの格が下がると主人は一蹴に付した。結局、デザインを優先するあまり真意が伝わらないという本末転倒の見本のような結果となり、今後のハガキ作りに少なからず影響を与えるものと見られている。 |