映画小日記


目次(観た順)
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2015年
天才スピヴェットセッショントラッシュ! -この街が輝く日まで-フューリーバードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)オオカミは嘘をつくアメリカン・スナイパーハンガーチョコレートドーナツグランド・ブダペスト・ホテルジャージー・ボーイズ華麗なるギャツビーLUCY/ルーシーネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅大統領の執事の涙ドライヴ小さいおうち鑑定士と顔のない依頼人

2014年
LIFE!それでも夜は明けるモナリザマラヴィータ悪の法則キャプテン・フィリップスサイド・エフェクトパッションウルフ・オブ・ウォールストリートリンカーン96時間/リベンジ東京家族96時間

2013年
愛、アムールオブリビオンフライトオール・アバウト・マイ・マザー私が、生きる肌ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日ジャンゴ 繋がれざる者最強の二人ヘッドハンタースープ 〜生まれ変わりの物語〜007 スカイフォールアルゴ別離ものすごくうるさくて、ありえないほど近いシャーロック・ホームズレ・ミゼラブル戦火の馬シャーロック・ホームズ シャドウ ゲームジョン・カーター

2012年
ダーク・シャドウミッション:8ミニッツリミットレス未来を生きる君たちへJ・エドガーウィンターズ・ボーンドラゴン・タトゥーの女プラネット・テラー in グラインドハウスマイレージ、マイライフミラーズ・クロッシングミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコルオーケストラ!ヒア・アフター最後の初恋デジャヴエスターシーサイドモーテルブラック・スワンアーティストミスト

2011年
somewhere神々と男たちトゥルー・グリット英国王のスピーチブロウ容疑者Xの献身世界最速のインディアングッバイ、レーニン!ビッグ・フィッシュハート・ロッカー

2010年
インセプションツォツィイングロリアス・バスターズベンジャミン・バトン 数奇な人生おくりびとシャッターアイランドおとうと縞模様のパジャマの少年ダウト あるカトリック学校でアバター

2009年
スラムドッグ$ミリオネア007 カジノ・ロワイヤルバーン・アフター・リーディングレッドクリフ PartII ー未来への最終決戦ーレッドクリフ PartIグラン・トリノ007 慰めの報酬チェンジリング母べえイースタン・プロミスROOKIES -卒業-コーラスパフューム ある人殺しの物語

2008年
ナイロビの蜂海を飛ぶ夢ホテル・ルワンダターミナルバベルノーカントリーミュンヘンクラッシュインディ・ジョーンズ クリスタル・スカルの王国コールド マウンテンブラック・ダリア

2007年
ブラッド・ダイヤモンド硫黄島からの手紙キル・ビル Vol.2キル・ビル善き人のためのソナタディパーテッドTHE 有頂天ホテル第三の男トランスポーターA.I.武士の一分

2006年
21グラム17歳のカルテサイダーハウス・ルールアモーレス・ペロス男はつらいよ 寅次郎かもめ歌ミリオンダラー・ベイビーガープの世界ナインスゲート

2005年
スクール・オブ・ロックパイレーツ・オブ・カリビアンオールド・ボーイ男はつらいよ 寅次郎夕焼け小焼けザ・インタープリター大統領の陰謀みんなのいえモーターサイクル・ダイアリーズスリー・リバーズ理想の結婚ゴーストワールドアバウト・シュミット夏休みのレモネードギルバート・グレイプ第十七捕虜収容所トゥルーマン・ショーミスティック・リバー

2004年
キリング・ミー・ソフトリーあの頃ペニー・レインと隠し剣 鬼の爪チョコレートヴィレッジ将軍の娘トーク・トゥ・ハーHEROマトリックス レボリューションズラスト サムライマルコヴィッチの穴マルホランド・ドライブトレインスポッティングシカゴファム・ファタールマイノリティ・リポートプレッジシッピング・ニュースアメリ

2003年
脱出アイス・エイジファインディング・ニモマレーナミニミニ大作戦閉ざされた森少林サッカーバーバー乙女の祈りマトリックス リローデッドショコラマトリックスハンニバルファイト・クラブスコアギター弾きの恋戦場のピアニストビューティフル・マインドスライディング・ドア情婦勝手にしやがれフレンジーディスクロージャー初恋のきた道魔女の宅急便

2002年
モンスターズ・インクギャング・オブ・ニューヨークリングプライベート・ライアンたそがれ清兵衛ニキータ千と千尋の神隠しアイ・アム・サムトラフィックグラディエーターブエナ・ビスタ・ソシエル・クラブ

2000年
ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズハムハムランド大冒険(劇場版とっとこハム太郎)イングリッシュ・ペイシェントスナッチリトルダンサースペースカウボーイ15才−学校4リトル・ヴォイスライフ・イズ・ビューティフルブラス!レザボアドッグスストレイト・ストーリーライアーグリーンマイル



2015年12月
天才スピヴェット/THE YOUNG AND PRODIGIOUS T.S. SPIVET /2013年フランス・カナダ
監督ジャン=ピエール・ジュネ
出演カイル・キャトレット/ヘレナ・ボナム=カーター/ジュディ・デイヴィス/カラム・キース・レニー
評価★★★★★★★★★☆
感想これもTSUTAYAの「間違いない映画」コーナーから。「アメリ」の監督ということでチョイスしましたが、これが大正解。アメリのような洒落た演出で、内容は私好みのヒューマンなちょっといい話。大好きな「ビッグフィッシュ」のも通じる素敵な1本でした。

2015年10月
セッション/WHIPLASH /2014年アメリカ
監督デイミアン・チャゼル
出演マイルズ・テラー/J・K・シモンズ/ポール・ライザー/メリッサ・ブノワ
評価★★★★★★★★☆☆
感想いやあ、見応えのある力作でした。一流のミュージシャン輩出のためには、心を病むことも仕方ないとするスパルタ指導は肯定されるべきか。まあそんな理屈は抜きにして面白い映画。予想を裏切る展開もグッド。

2015年9月
トラッシュ! -この街が輝く日まで-/TRASH /2014年イギリス・ブラジル
監督スティーヴン・ダルドリー
出演マーティン・シーン/ルーニー・マーラ/ヒクソン・テヴェス/エドゥアルド・ルイス
評価★★★★★☆☆☆☆☆
感想これもTSUTAYAの「間違いない映画」コーナーにあった1本で、大好きな「リトルダンサー」の監督作品。子供たちが拾った財布には重大な秘密が隠されているという、まあよくあると言えばよくある感じの内容なので、この評価。

2015年9月
フューリー/FURY /2014年イギリス
監督デヴィッド・エアー
出演ブラッド・ピット/シャイア・ラブーフ/ローガン・ラーマン/マイケル・ペーニャ
評価★★★★★☆☆☆☆☆
感想コテコテの戦争映画はあまり観ないのですが、友人お勧めということで鑑賞。たった1台の戦車で抵抗する痛快な内容ですが、新人が成長していく過程も見どころか。

2015年9月
バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)/BIRDMAN OR (THE UNEXPECTED VIRTUE OF IGNORANCE) /2014年アメリカ
監督アレハンドロ・G・イニャリトゥ
出演マイケル・キートン/ザック・ガリフィナーキス/エドワード・ノートン/アンドレア・ライズブロー/ナオミ・ワッツ
評価★★★★★★★★☆☆
感想描くのが難しいであろうこの物語を見事に映像化しているのは見事。個性的な登場人物が繰り広げる舞台劇的な演出は不思議な感覚でした。アカデミー作品賞にも納得の1本。

2015年6月
オオカミは嘘をつく/BIG BAD WOLVES /2013年イスラエル
監督アハロン・ケシャレス/ナヴォット・パプシャド
出演リオル・アシュケナー/ツァヒ・グラッド/ロテム・ケイナン
評価★★★★★★☆☆☆☆
感想TSUTAYAの「間違いない映画」コーナーにあった1本で、タランティーノが絶賛したというイスラエル作品。何でそうなるのと言いたくなる無茶苦茶な展開もありますが、緊張感は半端なかったです。ラストで明かされる真実にも疑問。

2015年6月
アメリカン・スナイパー/AMERICAN SNIPER /2014年アメリカ
監督クリント・イーストウッド
出演ブラッドリー・クーパー /シエナ・ミラー/ルーク・グライムス/ジェイク・マクドーマン
評価★★★★★★★☆☆☆
感想伝説のスナイパーの苦悩や心情が丁寧に描かれたこれまたイーストウッドならではの作品。ラストでアメリカ万歳的な印象を強く残すところに少し興醒めでしたが、いい映画でることは確か。

2015年6月
ハンガー/HUNGER /2008年イギリス・アイルランド
監督スティーヴ・マックィーン
出演マイケル・ファスベンダー/リーアム・カニンガム/リーアム・マクマーン/スチュアート・グレアム
評価★★★★★☆☆☆☆☆
感想ハンガーストライキで抵抗して死んでゆく囚人の実話。アイルランドの歴史的背景をしっかり理解して観るべき映画だと思いますが、それを抜きにしても壮絶な内容でした。ドキュメンタリー映画の感覚でしか観ることができなかったのでこの点数。

2015年6月
チョコレートドーナツ/ANY DAY NOW /2012年アメリカ
監督トラヴィス・ファイン
出演アラン・カミング/ギャレット・ディラハント/アイザック・レイヴァ
評価★★★★★☆☆☆☆☆
感想いわゆるミニシアター系です。ゲイの二人とダウン症の少年との絆を描くヒューマンドラマ。原題の「ANY DAY NOW」はボブ・ディランの「I Shall Be Released」という曲の一節で、この曲がとても効果的に使われていました。

2015年6月
グランド・ブダペスト・ホテル/THE GRAND BUDAPEST HOTEL /2013年イギリス・ドイツ
監督ウェス・アンダーソン
出演レイフ・ファインズ/F・マーレイ・エイブラハム/エドワード・ノートン/マチュー・アマルリック/シアーシャ・ローナン/エイドリアン・ブロディ
評価★★★★★★★☆☆☆
感想ヨーロッパの一流ホテルを舞台にした群像ミステリーコメディ。なかなの味わいで、ホテルが舞台ばらではの人間模様が豪華キャストで描かれていました。一風変わったテイストをお求めの方にはお勧めです。

2015年6月
ジャージー・ボーイズ/JERSEY BOYS /2014年アメリカ
監督クリント・イーストウッド
出演ジョン・ロイド・ヤング /エリック・バーゲン/マイケル・ロメンダ/ヴィンセント・ピアッツァ/クリストファー・ウォーケン
評価★★★★★★☆☆☆☆
感想イーストウッド監督でなければ観ないタイプの作品です。ドラマチックさに欠けるし、エピソードが唐突で流れるような展開とは言い難い。それもまたイーストウッド。

2015年5月
華麗なるギャツビー/THE GREAT GATSBY /2014年フランス
監督バズ・ラーマン
出演レオナルド・ディカプリオ/トビー・マグワイア/キャリー・マリガン/ジョエル・エドガートン
評価★★★★★★★☆☆☆
感想何とも不思議な感覚の映画でした。原作も随分昔に読んだのですが、こんなストーリーだったか。ロバート・レッドフォード主演の作品のほうも観てみたくなりました。

2015年5月
LUCY/ルーシー/LUCY /2014年フランス
監督リュック・ベッソン
出演スカーレット・ヨハンソン/モーガン・フリーマン/チェ・ミンシク/アムール・ワケド
評価★★★★★★★☆☆☆
感想大好きなリュック・ベッソン監督の新作はイメージしたとおりの映画でした。映像の楽しさと89分という短さでアッと言う間に終わりました。スカーレット・ヨハンソンは作品を観れば観るほど好きになります。

2015年
ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅/NEBRASKA /2013年アメリカ
監督アレクサンダー・ペイン
出演ブルース・ダーン/ウィル・フォーテ/ジューン・スキッブ/ステイシー・キーチ
評価★★★★★★☆☆☆☆
感想ありがちと言えばありがちな父子のロードムービー。モノクロで狙いもよくわかりますが、面白さもそこそこ。

2015年
大統領の執事の涙/LEE DANIELS' THE BUTLER /2013年アメリカ
監督リー・ダニエルズ
出演フォレスト・ウィテカー /オプラ・ウィンフリー/ジョン・キューザック/ジェーン・フォンダ
評価★★★★★★☆☆☆☆
感想予備知識なく観てみたら少し予想と違うテイストでしたが、悪くありません。黒人差別などアメリカの歴史を背景に観るべき映画で、社会派ドラマとでも言うべき作品か。

2015年
ドライヴ/DRIVE /2011年アメリカ
監督ニコラス・ウィンディング・レフン
出演ライアン・ゴズリング/キャリー・マリガン/ブライアン・クランストン
評価★★★★★★★☆☆☆
感想100分という上映時間もうれしい犯罪ミステリー作品。スタイリッシュという形容詞がつく作品らしく、静かな映像描写が印象的で、寡黙な主人公は昔ならジェームズ・ディーンが配役される感じか。

2015年
小さいおうち /2013年日本
監督山田洋次
出演松たか子/黒木華/片岡孝太郎/吉岡秀隆/妻夫木聡
評価★★★★★★☆☆☆☆
感想昭和初期の小さいおうちでの出来事をミステリアスに描いた作品。丁寧に描かれていますが、この作品で山田監督は何を伝えたかったのか。慎み深く生きる時代の日本人の心というか、時代によって異なる人への思いの寄せ方というか。

2015年
鑑定士と顔のない依頼人/THE BEST OFFER /2013年イタリア
監督ジュゼッペ・トルナトーレ
出演ジェフリー・ラッシュ/シルヴィア・フークス/ジム・スタージェス/ドナルド・サザーランド
評価★★★★★★★☆☆☆
感想絵画が生き甲斐の初老の男の哀しいミステリー。絵画が題材なだけに、絵画的な映像がとても奇麗で、「ニュー・シネマ・パラダイス」の監督ならではの何とも言えない味わいが楽しめる作品です。

2014年10月
LIFE!/THE SECRET LIFE OF WALTER MITTY /2013年アメリカ
監督ベン・スティラー
出演ベン・スティラー/クリステン・ウィグ/アダム・スコット/キャスリン・ハーン/シャーリー・マクレーン/ショーン・ペン
評価★★★★★★★☆☆☆
感想オリジナルの「虹をつかむ男」は観ていませんが、英語タイトルはそのまま。私自身がボーッと夢想することがよくあるので、「七年目の浮気」も共感できて大好きですが、この映画もいい。映像も奇麗でちょっと違ったテイストのハリウッドですね。

2014年10月
それでも夜は明ける/12 YEARS A SLAVE /2013年アメリカ
監督スティーヴ・マックィーン
出演キウェテル・イジョフォー/マイケル・ファスベンダー/ベネディクト・カンバーバッチ /ブラッド・ピット
評価★★★★★★☆☆☆☆
感想マックィーン監督作品は初めて。アカデミー作品賞ならではの正義感に溢れた作品でした。悲惨な歴史に触れる機会は私にとって大切なものですが、映画というよりもドキュメンタリーとして観てしまいました。いつもながら邦題には疑問。

2014年
モナリザ/MONA LISA /1986年イギリス
監督ニール・ジョーダン
出演ボブ・ホスキンス/キャシー・タイソン/マイケル・ケイン/ロビー・コルトレーン
評価★★★★☆☆☆☆☆☆
感想同名の名曲にヒントを得て作ったとか。曲も好きだし、ミニシアター系が観たくてチョイスしましたが、うーん。この手の味だけを堪能できるほど、私自身が成熟していませんでした。今度はポップかつ通好みという作品を選ぶようにします。

2014年
マラヴィータ/THE FAMILY/MALAVITA /2013年アメリカ・フランス
監督リュック・ベッソン
出演ロバート・デ・ニーロ/ミシェル・ファイファー/トミー・リー・ジョーンズ/ディアナ・アグロン
評価★★★★★★★☆☆☆
感想この監督にこのキャスト、もう観るしかないので新作レンタル。さすがベッソン、なかなかのエンターテイメント作品を堪能できました。TVドラマで人気が出たという娘役のディアナ・アグロンがチャーミングでした。

2014年
悪の法則/THE COUNSELOR /2013年アメリカ
監督リドリー・スコット
出演マイケル・ファスベンダー/ペネロペ・クルス/キャメロン・ディアス/ハビエル・バルデム/ブラッド・ピット/ブルーノ・ガンツ
評価★★★★★★☆☆☆☆
感想リドリー・スコット監督ということでただのオールスターキャスト映画ではなく、それなりの見どころはありました。この日本語タイトルがいかんのよねえ。どんな法則やねんと。

2014年
キャプテン・フィリップス/CAPTAIN PHILLIPS /2013年アメリカ
監督ポール・グリーングラス
出演トム・ハンクス/バーカッド・アブディ/バーカッド・アブディラマン/ファイサル・アメッド
評価★★★★★★★☆☆☆
感想緊張感が最後まで持続する、すごい映画ではありました。リアリティ溢れる映像と、海と船という地味な世界がさらに緊張感を増しているのだと思います。映画的な面白さはともかく、引き込まれる力強い1本でした。

2014年
サイド・エフェクト/SIDE EFFECTS /2013年アメリカ
監督スティーヴン・ソダーバーグ
出演ジュード・ロウ/ルーニー・マーラ/キャサリン・ゼタ=ジョーンズ/チャニング・テイタム
評価★★★★★★☆☆☆☆
感想んー、テーマが重いし、ここまでうまく物事が運ぶかを考えまいとしても難しい1本。短めの時間に加え、演出も無駄がないので、優等生の作った完成度の高い作品ではあります。

2014年
パッション/PASSION /2012年フランス・ドイツ
監督ブライアン・デ・パルマ
出演レイチェル・マクアダムス/ノオミ・ラパス/カロリーネ・ヘルフルト
評価★★★★★★☆☆☆☆
感想デ・パルマ監督お得意の官能クライムサスペンス。これまた期待しすぎた分、評価は伸びず。最近のデ・パルマはマニアックなテーマを趣味の世界で撮っている感じがして、よく製作費がつくなあと感心します。もう少しポップなテイストを期待します。

2014年
ウルフ・オブ・ウォールストリート/THE WOLF OF WALL STREET /2013年アメリカ
監督マーティン・スコセッシ
出演レオナルド・ディカプリオ/ジョナ・ヒル/マーゴット・ロビー/マシュー・マコノヒー
評価★★★★★★☆☆☆☆
感想見たくて新作で借りたのですが、予想どおりと言えば予想どおりの映画。それなりに面白いのですが、この手の映画は何も残らない。だから何って感じでした。本当にここまでハチャメチャな世界があるのか、あったのか。アメリカは信じられんところやなあ。

2014年
リンカーン /2012年アメリカ
監督スティーヴン・スピルバーグ
出演ダニエル・デイ=ルイス /サリー・フィールド/デヴィッド・ストラザーン/トミー・リー・ジョーンズ
評価★★★★★★☆☆☆☆
感想スピルバーグのシリアス物は好きで期待したのですが、今風に言えばちょっとハマらなかった。ダニエル・デイ=ルイスが各賞を多く受賞したのに対し、作品賞は逃しているのがわかるような気がします。

2014年
96時間/リベンジ/TAKEN 2 /2012年フランス
監督オリヴィエ・メガトン
出演リーアム・ニーソン/マギー・グレイス/ファムケ・ヤンセン
評価★★★★★★☆☆☆☆
感想宣伝や予告編で面白そうだったので、まずは前作を見た後に本作を鑑賞。わがまま娘のために命をかける前に、甘やかさずにしつけろと言いたくはなりますが、楽しめました。

2014年
東京家族 /2012年日本
監督山田洋次
出演橋爪功/吉行和子/西村雅彦/夏川結衣/中嶋朋子/林家正蔵/妻夫木聡/蒼井優
評価★★★★★★★★☆☆
感想さすが山田監督。しっとりと「家族」が描かれていて、優しい気持ちになることができました。本家本元の小津安二郎版を見ずにしてこの映画を見ることに少し抵抗がありましたが、借りて良かった。いい映画です。

2014年
96時間/TAKEN /2008年フランス
監督ピエール・モレル
出演リーアム・ニーソン/マギー・グレイス/リーランド・オーサー
評価★★★★★★☆☆☆☆
感想リュック・ベッソン製作・脚本だけあって、それなりに楽しめました。まあ、そりゃないやろとツッこみどころは満載ですが。

2013年11月
愛、アムール/AMOUR/LOVE /2012年フランス・ドイツ・オーストリア
監督ミヒャエル・ハネケ
出演ジャン=ルイ・トランティニャン/エマニュエル・リヴァ/イザベル・ユペール
評価★★★★☆☆☆☆☆☆
感想ストレートでシンプルなタイトルですが、結局は夫婦間介護の苦悩の物語。妻の様子がおかしくなり、だんだん状態が悪くなり、献身的な夫が疲れて妻を殺め、心中を図るまでを丁寧に描いているのですが、それ以上のものを感じ取ることはできませんでした。

2013年11月
オブリビオン/OBLIVION /2013年アメリカ
監督ジョセフ・コシンスキー
出演トム・クルーズ/モーガン・フリーマン/オルガ・キュリレンコ
評価★★★★★★☆☆☆☆
感想トム・クルーズと「007慰めの報酬」ヒロイン主演のSF大作。TVの予告編が面白そうで期待して観たのですが、う〜ん。たぶんストーリーにも自分が理解できていないだけで、なるほどという伏線や謎解きもあったのだと思います。

2013年10月
フライト/FLIGHT /2012年アメリカ
監督ロバート・ゼメキス
出演デンゼル・ワシントン/ドン・チードル/ケリー・ライリー
評価★★★★★★★☆☆☆
感想奇跡的な着陸技術で多くの命を救った機長がアルコール飲酒発覚によりヒーローから一転裁かれる身へ。ストーリーも重厚感も好みなのですが、評価は伸びず。救いのある爽やかなエンディングはさすがに「フォレストガンプ」のゼメキス監督でした。

2013年10月
オール・アバウト・マイ・マザー/TODO SOBRE MI MADRE/ALL ABOUT MY MOTHER /1998年スペイン
監督ペドロ・アルモドバル
出演セシリア・ロス/マリサ・パレデス/ペネロペ・クルス
評価★★★★☆☆☆☆☆☆
感想「私が、生きる肌」、「トーク・トゥ・ハー」で非常に興味を持ったスペインの監督の過去の作品が観たくなって借りてみました。「感動作」と評されるほどの作品かというと疑問です。登場人物のキャラが凄すぎて外国文化とはあんなものなのかと違った見方をしてしまいました。

2013年10月
私が、生きる肌/LA PIEL QUE HABITO/THE SKIN I LIVE IN /2011年スペイン
監督ペドロ・アルモドバル
出演アントニオ・バンデラス/エレナ・アナヤ/マリサ・パレデス/ジャン・コルネット
評価★★★★★★★☆☆☆
感想整形外科医が人口皮膚移植技術を駆使し、亡き妻を創るという異色のストーリー。内容はともかく、ミステリー・サスペンスものとして十分に楽しめる作品。ハリウッド作品からちょっと離れて、スペインの巨匠もアリです。

2013年9月
ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日/LIFE OF PI /2012年アメリカ
監督アン・リー
出演スラージ・シャルマ/イルファン・カーン/アディル・フセイン
評価★★★★★★★☆☆☆
感想ネットなどを見ると何か難しく解釈して、深い部分を読み取ろうとしていらっしゃいますが、理解力に乏しい私としてはストーリーの浅い部分と映像だけで十分楽しめました。個人的にはミーアキャットのシーンが圧巻で、美しかった。

2013年9月
ジャンゴ 繋がれざる者/DJANGO UNCHAINED /2012年アメリカ
監督クエンティン・タランティーノ
出演ジェイミー・フォックス /クリストフ・ヴァルツ/レオナルド・ディカプリオ/ケリー・ワシントン/サミュエル・L・ジャクソン
評価★★★★★★★☆☆☆
感想さすがタランティーノ。描き方がうまい。いちいち演出や台詞、キャラクターにこだわって、ホントこの監督は映画が好きなんだろうなあと思います。ちょっとグロいシーンが多いですが、そんなシーンがなくても十分楽しめるんですけどね。

2013年8月
最強の二人/INTOUCHABLES/UNTOUCHABLE /2011年フランス
監督エリック・トレダノ/オリヴィエ・ナカシュ
出演フランソワ・クリュゼ/オマール・シー/アンヌ・ル・ニ
評価★★★★★★☆☆☆☆
感想実話に基づくストーリーということで、ありがちな話にも感情移入ができました。ちょっとやり過ぎやろとツッコミたくなるシーンもありましたが、障害のある人に対して気を使うのではなく、普通に接することは確かに重要なことだと思えました。

2013年7月
ヘッドハンター/HODEJEGERNE/HEADHUNTERS /2012年ノルウェー/ドイツ
監督モルテン・ティルドゥム
出演アクセル・へニー/ニコライ・コスター=ワルドー/シヌーヴ・マコディ・ルンド
評価★★★★★★★☆☆☆
感想タランティーノ絶賛というパッケージに惹かれて鑑賞。ひねりの効いたストーリー展開で、細かいところに疑問を持たなければ最後まで一気に楽しめる1本でした。ハリウッドでのリメイクが決定しているので、そちらも観てみたいものです。

2013年6月
スープ 〜生まれ変わりの物語〜 /2012年日本
監督大塚祐吉
出演生瀬勝久/小西真奈美/刈谷友衣子/野村周平/古田新太/松方弘樹
評価★★★★★★★☆☆☆
感想義兄に勧められて鑑賞。破天荒な設定を堂々と普通に演出する面白みがまずありました。出演者陣も義兄の言うとおり、みんなそれぞれに味があり、上質な舞台を観ている心地よさ。面白いです。

2013年4月
007 スカイフォール/SKYFALL /2012年イギリス・アメリカ
監督サム・メンデス
出演ダニエル・クレイグ/ハビエル・バルデム/レイフ・ファインズ/ナオミ・ハリス
評価★★★★★★☆☆☆☆
感想悪くはないんですが、設定がちょっと。ボスと元同僚とのイザコザに、ラストは西部劇のような決闘シーン。ちょっと007らしくないので、入り込めませんでした。わかってはいるけど、期待しすぎるとこうなるのかな。

2013年4月
アルゴ/ARGO /2012年アメリカ
監督ベン・アフレック
出演ベン・アフレック/ブライアン・クランストン/アラン・アーキン
評価★★★★★★★★☆☆
感想かなり誇張はしているはずだが、実話に基づくもの思うと緊迫感が伝わってきて面白いです。先進国が舞台でない分、緊張感が増し、最後まで楽しめました。アカデミー作品賞には納得ですが、ラストの空港シーンはあそこまで間一髪の設定にしなくても・・・。

2013年3月
別離/JODAEIYE NADER AZ SIMIN/NADER AND SIMIN, A SEPARATION /2011年イラン
監督アスガー・ファルハディ
出演レイラ・ハタミ/ペイマン・モアディ/シャハブ・ホセイニ
評価★★★★★★★★☆☆
感想初めてのイラン映画。別にやみくもに選んだわけでなく、アカデミー外国語映画賞に輝いたとのことで手に取りました。宗教という理解しずらい深いテーマが狙っているわけではなく、そこには自然にあるので、そこをどう受け入れるかで面白さが変わると思いますが、緊張感のあるいい作品でした。

2013年2月
ものすごくうるさくて、ありえないほど近い/EXTREMELY LOUD AND INCREDIBLY CLOSE /2011年アメリカ
監督スティーヴン・ダルドリー
出演トム・ハンクス/サンドラ・ブロック/トーマス・ホーン
評価★★★★★★★★★☆
感想娘がカナダへ向かう飛行機で観て面白かったという1本。ストーリー、脚本が素晴らしい。ひねりのあるちょっとしたロードムービー、いろんな人のエピソードがちりばめられ、欲張っているようでごちゃごちゃしすぎてない。すごくいいお話なので皆さんもぜひ。

2013年2月
シャーロック・ホームズ/SHERLOCK HOLMES /2009年アメリカ
監督ガイ・リッチー
出演ロバート・ダウニー・Jr/ジュード・ロウ/レイチェル・マクアダムス/マーク・ストロング
評価★★★★★★★☆☆☆
感想2作目を観た後の1作目。甲乙つけ難く面白かったですね。この映画の予告編をテレビで観てずっと観たかった1本です。相手の動きを推理し、先読みして闘うというあたり、徹底して名探偵にこだわっている感じがいいです。

2013年1月
レ・ミゼラブル/LES MISERABLES /2012年イギリス
監督トム・フーパー
出演ヒュー・ジャックマン/ラッセル・クロウ/アン・ハサウェイ/アマンダ・セイフライド /ヘレナ・ボナム=カーター
評価★★★★★★★★☆☆
感想久しぶりに映画館へ。大画面の迫力と重厚な音響に圧倒されました。独唱ではなく、合唱?が多く、歌と歌のからみがとても良かったです。「ああ無情」ってあんな話だったっけと改めて知りました。久しぶりにミュージカルを堪能しました。

2013年1月
戦火の馬/WAR HORSE /2011年アメリカ
監督スティーヴン・スピルバーグ
出演ジェレミー・アーヴァイン/エミリー・ワトソン/デヴィッド・シューリス
評価★★★★★★★★★☆
感想動物ものは敬遠していましたが、この映画は素晴らしい。やはりスピルバーグは観る人を楽しませる天才ですね。エピソードも良ければ、映像も美しすぎる。馬を巡るいくつもの人間模様。いや〜、私好みです。

2013年1月
シャーロック・ホームズ シャドウ ゲーム/SHERLOCK HOLMES: A GAME OF SHADOWS /2011年アメリカ
監督ガイ・リッチー
出演ロバート・ダウニー・Jr/ジュード・ロウ/ノオミ・ラパス/ジャレッド・ハリス
評価★★★★★★★☆☆☆
感想なぜか2作目を借りてしまいました。大好きな「スナッチ」の監督が描くシャーロック・ホームズは19世紀の007といった感じになっていましたが、ちゃんと推理を盛り込んでいるところが気に入りました。

2013年1月
ジョン・カーター/DARK SHADOWS /2012年アメリカ
監督アンドリュー・スタントン
出演テイラー・キッチュ/リン・コリンズ/サマンサ・モートン
評価★★★★★★☆☆☆☆
感想大画面テレビでブルーレイが見られる環境になったので、それにピッタリの映画を借りてみました。アバターっぽさが最後まで抜けきれず途中も少し退屈感もありましたが、ラストのひねりは嫌いではありませんでした。

2012年12月
ダーク・シャドウ/DARK SHADOWS /2012年アメリカ
監督ティム・バートン
出演ジョニー・デップ/ミシェル・ファイファー/ヘレナ・ボナム=カーター/エヴァ・グリーン
評価★★★★★★☆☆☆☆
感想ティム・バートンらしい遊び感覚に溢れた作品で楽しめたものの、いまひとつという感想が率直なところ。こういう映画もたまにはいいけど、少し肌に合いませんでした。

2012年11月
ミッション:8ミニッツ/SOURCE CODE /2011年アメリカ
監督ダンカン・ジョーンズ
出演ジェイク・ギレンホール /ミシェル・モナハン/ヴェラ・ファーミガ/ジェフリー・ライト
評価★★★★★★☆☆☆☆
感想アイディアは奇抜すぎて評価うんぬんではないが、映画としてはまずまず楽しめるものでした。ホロリとさせるシーンも用意されており、少し重い内容の設定によりB級映画とまでは言わせない1本。悪くないです。

2012年11月
リミットレス/LIMITLESS /2011年アメリカ
監督ニール・バーガー
出演ブラッドリー・クーパー /ロバート・デ・ニーロ/アビー・コーニッシュ/アンドリュー・ハワード
評価★★★★★☆☆☆☆☆
感想予告編に惹かれレンタルしたものの予想どおり平凡。ただし、それなりに楽しめる作品ではあり、ラストも予想に反する爽やか?なものでした。ほとんど使っていない人間の脳をフルに使うことのできる薬を手に入れた男の物語。

2012年10月
未来を生きる君たちへ/HAEVNEN/IN A BETTER WORLD /2010年デンマーク・スウェーデン
監督スサンネ・ビア
出演ミカエル・パーシュブラント/トリーヌ・ディルホム/ウルリク・トムセン/ ウィリアム・ヨンク・ユエルス・ニルセン
評価★★★★★★☆☆☆☆
感想緊張感のある、ある意味で恐ろしいストーリーでした。原題は「復讐」なのですが、ギャングものではない、2組の親子の葛藤の物語。どうしてこんな邦題にしてしまうのかわかりませんが、考えさせられる重厚なドラマです。

2012年8月
J・エドガー/J. EDGAR /2011年アメリカ
監督クリント・イーストウッド
出演レオナルド・ディカプリオ/ナオミ・ワッツ/アーミー・ハマー/ジョシュ・ルーカス
評価★★★★★☆☆☆☆☆
感想何とも評価の難しいイーストウッド作品。もはや普通の映画を撮らなくなっているので予想はしていましたが、もっと英雄を描いてほしいという思いは残ります。ディカプリオの演技は素晴らしいとは思います。

2012年8月
ウィンターズ・ボーン/WINTER'S BONE /2010年アメリカ
監督デブラ・グラニック
出演ジェニファー・ローレンス/ジョン・ホークス/シェリル・リー
評価★★★★★☆☆☆☆☆
感想ミニシアター系の作品はハマらなかった時は非常にキツいです。閉鎖的な山村での少女の勇気ある行動は胸を打たない訳ではないのですが、非現実的な設定が感情移入を阻み、どうしても乗り切れませんでした。

2012年7月
ドラゴン・タトゥーの女/THE GIRL WITH THE DRAGON TATTOO /2011年アメリカ
監督デヴィッド・フィンチャー
出演ダニエル・クレイグ/ルーニー・マーラ/クリストファー・プラマー
評価★★★★★★★☆☆☆
感想いかにもハリウッドリメークといったソツのない作品。緊張感が持続する一流のサスペンス映画ではありましたが、あそこまで特異なキャラクターである必要があるのか、ストーリーと登場人物の関連性が低いことに違和感がありました。

2012年6月
プラネット・テラー in グラインドハウス/PLANET TERROR ROBERT RODRIGUEZ'S PLANET TERROR /2007年アメリカ
監督ロバート・ロドリゲス
出演ローズ・マッゴーワン/フレディ・ロドリゲス/ブルース・ウィリス/ジョシュ・ブローリン
評価★★★★★★☆☆☆☆
感想以前、テレビで何となく観て印象に残っていましたが、改めて観てみると、たいしたB級映画ぶりに拍手。「グラインドハウス」という実在のB級映画館に敬意を表した作品のようですが、まあ、ハチャメチャ振りがすごい。本当に好きな人が作るとここまで伝わるものかと感心しました。

2012年5月
マイレージ、マイライフ/UP IN THE AIR /2009年アメリカ
監督ジェイソン・ライトマン
出演ジョージ・クルーニー/ヴェラ・ファーミガ/アナ・ケンドリック/ジェイソン・ベイトマン
評価★★★★☆☆☆☆☆☆
感想「ターミナル」系を狙ってみましたが、失敗。内容が薄いし、展開に深みなし。色んな映画賞にノミネートされているのが不思議です。ジョージ・クルーニーはしばらくパスだな。

2012年5月
ミラーズ・クロッシング/MILLER'S CROSSING /1990年アメリカ
監督ジョエル・コーエン
出演ガブリエル・バーン/マーシャ・ゲイ・ハーデン/アルバート・フィニー/ジョン・タートゥーロ
評価★★★★★★★☆☆☆
感想コーエン兄弟作品ならではの不思議な重厚感のあるギャング映画。ストリー自体はパッとしませんが、音楽と森林とギャングの醸し出す雰囲気はさすが。ただ好きなタイプではないので★7つ。

2012年5月
ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル/MISSION: IMPOSSIBLE - GHOST PROTOCOL /2011年アメリカ
監督ブラッド・バード
出演トム・クルーズ/ジェレミー・レナー/サイモン・ペッグ/ポーラ・パットン
評価★★★★★★★★☆☆
感想大好きなデ・パルマ監督の傑作の第1作に次ぐシリーズ2番目の面白さ。伏線やスパイものならではの小道具、ストーリーもよくできていて最後まで楽しめました。娯楽作品の素晴らしさを改めて実感。「デジャヴ」で印象的だったポーラ・パットンがこの映画でもいい味出していました。

2012年5月
オーケストラ!/LE CONCERT /2009年フランス
監督ラデュ・ミヘイレアニュ
出演アレクセイ・グシュコフ/メラニー・ロラン/フランソワ・ベルレアン/ミュウ=ミュウ
評価★★★★★★★☆☆☆
感想大好きな「ブラス!」っぽさを求めて観て見ると、予想どおりいい映画でした。メラニー・ロランがまたいい。チャイコフスキーという音楽家や「バイオリン協奏曲」に親しんでいたら、どれくらい感動が増したのか、劇中の演奏はやはりすごいのか、わからないのが残念でしたが、ちゃんと伝わってきました。

2012年5月
ヒア アフター/HEREAFTER /2010年アメリカ
監督クリント・イーストウッド
出演マット・デイモン/セシル・ドゥ・フランス/フランキー・マクラレン/ジョージ・マクラレン
評価★★★★★★☆☆☆☆
感想イーストウッド監督らしいと言えばらしい。私の苦手な霊感系の題材でしたが、苦悩する人々が丁寧に描かれていたのは良かったです。地味な映画ですが、独特の世界観は健在です。

2012年4月
最後の初恋/NIGHTS IN RODANTHE /2008年アメリカ
監督ジョージ・C・ウルフ
出演リチャード・ギア/ダイアン・レイン/スコット・グレン
評価★★★★★★★☆☆☆
感想これまたテレビ放映をなんとなく。正統派ラブストーリーは本当に久しぶりでしたが、このジャンルの良さを思い出させてくれる素敵な作品でした。共通点のある傷ついた2人が人生を取り戻していくというよくある話がうまく描かれていました。ハッピーエンドでなかったことが残念でしたが、野生馬の名シーンにつながったので良しとします。

2012年4月
デジャヴ/DEJA VU /2006年アメリカ
監督ジャウマ・コレット=セラ
出演デンゼル・ワシントン/ポーラ・パットン/ヴァル・キルマー/ジム・カヴィーゼル
評価★★★★★★★☆☆☆
感想これもテレビ放映をなんとなく。これは正解、面白かった。科学的にはあまり考えないようにすれば、よくできたストーリーと伏線、テンポの良い演出は観る価値あり。デンゼル・ワシントンもよかったですが、ポーラ・パットンという女優にしびれました。

2012年4月
エスター/ORPHAN /2009年アメリカ
監督ジャウマ・コレット=セラ
出演ヴェラ・ファーミガ/ピーター・サースガード/イザベル・ファーマン
評価★★★★★★☆☆☆☆
感想テレビ放映をなんとなく観始めてました。不快な主人公にうんざりしながらも、後の展開が気になり最後まで。妻の主張を全く取り上げない夫には閉口。アイデアと思い切りのいい展開は悪くありませんでした。

2012年4月
シーサイドモーテル /2010年日本
監督守屋健太郎
出演生田斗真/麻生久美子/山田孝之/玉山鉄二/成海璃子/古田新太/温水洋一
評価★★★★★★☆☆☆☆
感想久しぶりの邦画。友人のお気に入りで少し観た映像が気になって借りました。一時期好きだった、いくつかの物語が同時並行で最後につながっていく「パルプ・フィクション」のような展開が魅力。それなりに楽しめました。

2012年4月
ブラック・スワン/BLACK SWAN /2010年アメリカ
監督ダーレン・アロノフスキー
出演ナタリー・ポートマン/ヴァンサン・カッセル/ミラ・クニス/バーバラ・ハーシー/ウィノナ・ライダー
評価★★★★★★☆☆☆☆
感想映像や仕掛けには引き込まれましたが、精神的な病気ですべてのつじつまを合わされるのはちょっと苦手。ディカプリオの「シャッターアイランド」を思い出しました。悲しいことにバレエ自体が素晴らしいのかどうかはわからず。

2012年4月
アーティスト/THE ARTIST /2011年フランス
監督ミシェル・アザナヴィシウス
出演ジャン・デュジャルダン/ベレニス・ベジョ/ジョン・グッドマン/ジェームズ・クロムウェル
評価★★★★★★★★☆☆
感想サイレント映画は随分久しぶりでしたが、映画館では初めて。サイレント映画らしい動きや表情が見事で、光と陰の美しいモノクロ映像やわかりやすい内容もグッドでした。余韻の残る優しい1本。

2012年4月
ミスト/THE MIST /2007年アメリカ
監督フランク・ダラボン
出演トーマス・ジェーン/マーシャ・ゲイ・ハーデン/ローリー・ホールデン
評価★★★★★☆☆☆☆☆
感想レンタル店で少し気になっていたパッケージのみの予備知識で観ましたが、ここまでグロいとは。化け物のほか、追い詰められた際の人間の狂気が大きなテーマでしたが、ああはならないだろうと少し醒めてしまいました。ラストも僕ならあの選択はない。

2011年12月
somewhere /2010年アメリカ
監督ソフィア・コッポラ
出演スティーヴン・ドーフ/エル・ファニング/クリス・ポンティアス/ララ・スロートマン
評価★★★★☆☆☆☆☆☆
感想ミニシアター系を2本一遍に借りるのはNG。タランティーノ絶賛という文句に騙されました。ハートフルなヒューマンドラマではあることは間違いないけど、これまた映画に引き込まれることなくエンドロールを迎えました。次は絶対にA級映画にします。

2011年12月
神々と男たち/DES HOMMES ET DES DIEUX/OF GODS AND MEN /2010年フランス
監督グザヴィエ・ボーヴォワ
出演ランベール・ウィルソン/マイケル・ロンズデール/オリヴィエ・ラブルダン
評価★★★★☆☆☆☆☆☆
感想うーん、ミニシアター系に手を出して失敗。まだまだ未熟でした。宗教系の映画は感情移入が難しいとはわかっていたのですが、歴史や社会情勢に疎いとちょっと厳しい映画です。厳かな映像美だけでは★は伸びず。

2011年11月
トゥルー・グリット/TRUE GRIT /2010年アメリカ
監督ジョエル・コーエン、イーサン・コーエン
出演ジェフ・ブリッジス/マット・デイモン/ジョシュ・ブローリン/バリー・ペッパー
評価★★★★★★★★☆☆
感想久しぶりの西部劇。しかも本物でした。私は自分の年代にしては古い西部劇を観ているほうだと思いますが、そのエッセンスが満載、しかも現代的な面白さもあいまって、ブラボーの1本でした。西部劇ファンでなければ少し阿呆らしい展開かもしれませんが、コーエン兄弟作品ですから普通のエンタテイメントとしても秀逸です。

2011年11月
英国王のスピーチ/THE KING'S SPEECH /2010年イギリス・オーストラリア
監督トム・フーパー
出演コリン・ファース/ジェフリー・ラッシュ/ヘレナ・ボナム=カーター
評価★★★★★★★☆☆☆
感想期待しすぎたか。でも久しぶりにヨーロッパ映画に触れて新鮮でした。王とスピーチ・セラピストの男性との友情を描き絶賛されていますが、相手が王だけに静かなる友情で、ドラマチックさに欠けるところが私としては乗り切れなかったところ。でもいい映画です。

2011年10月
ブロウ/BLOW /2001年アメリカ
監督テッド・デミ
出演ジョニー・デップ/ペネロペ・クルス/ジョルディ・モリャ/レイチェル・グリフィス /レイ・リオッタ
評価★★★★★☆☆☆☆☆
感想テレビをつけていたらふと始まったこの映画。うーん、いまいち。ナレーションが多いのと、映像の工夫が逆にゴチャゴチャ感を増しているのが×。麻薬版「カジノ」といった内容。ペネロペ・クロスはワースト女優賞にノミネートされたそうな。

2011年8月
容疑者Xの献身 /2008年日本
監督西谷弘
出演福山雅治/柴咲コウ/北村一輝/松雪泰子/堤真一
評価★★★★☆☆☆☆☆☆
感想本が非常におもしろかったのでちょっと観てみようかなと。本を読んで映画を観るのは珍しいですが、間違いなく本の勝ちでした。盛り上げてほしいポイントであっさり描いていたことがとても残念。映画でなく書籍をお求めください。

2011年4月
世界最速のインディアン/THE WORLD'S FASTEST INDIAN /2005年ニュージーランド・アメリカ
監督ロジャー・ドナルドソン
出演アンソニー・ホプキンス/クリス・ローフォード/アーロン・マーフィ
評価★★★★★★★★☆☆
感想友人お勧めのロードムービー。題名やジャケットからは想像できないヒューマンな内容で男のロマン満載の秀作でした。頑固な老人を扱う映画は好感が持てるかどうかが鍵ですが、悪気のない愛すべきこの主人公は心から応援することができました。これまたお勧めです。

2011年1月
グッバイ、レーニン!/GOOD BYE, LENIN! /2003年ドイツ
監督ヴォルフガング・ベッカー
出演ダニエル・ブリュール/カトリーン・ザース/マリア・シモン/チュルパン・ハマートヴァ
評価★★★★★☆☆☆☆☆
感想絶賛されているこのヨーロッパ映画がしっくり来なかったのは、私のドイツへの理解が浅いからなのか。心温まるコメディのはずが、私にはちょっと幼稚なドタバタ喜劇いう印象でした。コメディかシリアスか、混乱しながら観てしまったのが原因でしょう。この評を気にせず観てみてください。

2011年1月
ビッグ・フィッシュ/BIG FISH /2003年アメリカ
監督ティム・バートン
出演ユアン・マクレガー/アルバート・フィニー/ビリー・クラダップ/ジェシカ・ラング/ヘレナ・ボナム=カーター
評価★★★★★★★★★☆
感想味わい深く、優しい気持ちになれる最高の1本。布団の中まで余韻に浸れる久しぶりの感覚でした。職場の先輩も痛く気に入っておられ、5本の指に入る映画とまで評されておりました。ティム・バートンは少し苦手でしたが、誰の作品とか誰らしさとか、そんなことを超えたファンタジーな作品。父が老い初めた壮年世代の男性必見!☆10個にしたいけど、他とのバランスを考慮。今後☆の基準も要検討。

2011年1月
ハート・ロッカー/THE HURT LOCKER /2008年アメリカ
監督キャスリン・ビグロー
出演ジェレミー・レナー/アンソニー・マッキー/ブライアン・ジェラティ/レイフ・ファインズ
評価★★★★★☆☆☆☆☆
感想アカデミー作品賞だけに期待していましたが、う〜ん。無名な俳優陣と色彩からドキュメンタリー色が濃い映画ですので、湾岸戦争の勉強にはなりましたが、主人公の心理が全く理解できずに最後までのめり込めず。

2010年8月
インセプション/INCEPTION /2010年アメリカ
監督クリストファー・ノーラン
出演レオナルド・ディカプリオ/渡辺謙/ジョセフ・ゴードン=レヴィット
評価★★★★★★★☆☆☆
感想映像美と破天荒なストーリーを堪能しました。発想的には「マトリックス」や「アバター」ですが、わかりやすく作られているので、その分、映像を楽しむ余裕がありました。細かいところまでよく練られていて、あっという間の150分でした。

2010年5月
ツォツィ/TSOTSI /2005年南アフリカ・イギリス
監督ギャヴィン・フッド
出演プレスリー・チュエニヤハエ/テリー・フェト/ケネス・ンコースィ
評価★★★★☆☆☆☆☆☆
感想アカデミー外国語映画賞に惹かれて借りてみたら、展開に納得が全くいかずに、最後まで楽しめませんでした。過去に受けた心の傷はわかるけど、どうしてあんな中途半端な行動につながるのかが私には理解できませんでした。期待しただけに残念。

2010年5月
イングロリアス・バスターズ/INGLOURIOUS BASTERDS /2009年アメリカ
監督クエンティン・タランティーノ
出演ブラッド・ピット/メラニー・ロラン/クリストフ・ヴァルツ
評価★★★★★★☆☆☆☆
感想久しぶりのタランティーノ作品に期待しすぎたか。アクの強い登場人物たちは期待通りではありましたが、ちょっと間違えたらただのスプラッタームービーです。タランティーノはオープニングのように、静かな会話の中で徐々に緊張感が高まる演出がうまいので、あまりドンパチやらなくてもいいと思うのですが。

2010年5月
ベンジャミン・バトン 数奇な人生/THE CURIOUS CASE OF BENJAMIN BUTTON /2008年アメリカ
監督デヴィッド・フィンチャー
出演ブラッド・ピット/ケイト・ブランシェット/ティルダ・スウィントン
評価★★★★★☆☆☆☆☆
感想うーん、これも期待していたんだけど。まあ設定が強引なだけに、どこを見どころにしていいかわからなかったというか。感情移入は難しいし。ただ、幼児の主人公と手を取り合う後ろ姿は名場面でした。

2010年5月
おくりびと /2008年日本
監督滝田洋二郎
出演本木雅弘/広末涼子/山崎努/余貴美子/吉行和子
評価★★★★★★☆☆☆☆
感想各賞総なめの話題作をテレビ放映で何気に見てたら、面白くて最後まで見てしまいました。優しい落ち着いた雰囲気で、わかりやすい展開がまたいいです。チェロもうまく使われていたし、全体的に美しいシーンが多かったです。

2010年5月
シャッターアイランド/SHUTTER ISLAND /2009年アメリカ
監督マーティン・スコセッシ
出演レオナルド・ディカプリオ/マーク・ラファロ/ベン・キングズレー/ミシェル・ウィリアムズ
評価★★★★★★☆☆☆☆
感想「謎解き」がテーマのこの映画。あまりそう挑戦的な見方をせずに、単にスコセッシとディカプリオを楽しめました。謎自体も終盤までわからなかったのは幸か不幸か。こういう映画はもう一度見直すと発見が多いはずなのですが、まあ、もう一度見る程でもないですかね。

2010年4月
おとうと /2009年日本
監督山田洋次
出演吉永小百合/笑福亭鶴瓶/蒼井優/加瀬亮/小林稔侍/森本レオ
評価★★★★★★☆☆☆☆
感想困ったおとうと、おじさんの物語。常識からちょっとはみだした行動にどちらかというと眉間にしわを寄せる側として見てしまいましたが、身内としてのかかわりが優しく描かれてホロリとさせられました。ちなみに、映画館で携帯が鳴ったうえに、その場で話しだしたおばさんは、僕にとってこの「おとうと」以上でした。

2010年4月
縞模様のパジャマの少年/THE BOY IN THE STRIPED PYJAMAS /2008年イギリス・アメリカ
監督マーク・ハーマン
出演エイサ・バターフィールド/ジャック・スキャンロン/アンバー・ビーティー/デヴィッド・シューリス/ヴェラ・ファーミガ
評価★★★★★★★☆☆☆
感想「ブラス!」、「リトル・ダンサー」など私好みの監督の作品。期待どおりの丁寧な演出で、いい緊張感を存分に楽しめました。しかし「衝撃のラスト」が話題となったとおり、まあそれはないだろうという展開にショックを受け、放心状態のままエンドロールを眺めました。とにかくびっくりさせられた1本。

2010年2月
ダウト あるカトリック学校で/DOUBT /2008年アメリカ
監督ジョン・パトリック・シャンリー
出演メリル・ストリープ/フィリップ・シーモア・ホフマン/エイミー・アダムス/ヴィオラ・デイヴィス
評価★★★★☆☆☆☆☆☆
感想ミニシアターならではの地味ながらもキラリと光る作品を期待していましたが、本当に地味なだけで終わってしまいました。舞台の映画化というのは気をつけないといけません。テーマはあるにしてもしっかりとは伝わってこないので、ただサラッとストーリーだけが流れた感じでした。私の力不足か。

2010年2月
アバター/AVATAR /2009年アメリカ
監督ジェームズ・キャメロン
出演サム・ワーシントン/ゾーイ・サルダナ/シガーニー・ウィーヴァー/スティーヴン・ラング
評価★★★★★★★☆☆☆
感想3Dなら映画館で見ておかないと。話題作だけあって、満足のできる作品ではありましたが、映像に力を入れすぎている分、舞台設定が新しいだけで、ストーリーはごくありきたりなのが残念に思われました。マトリックスの異星版といった感じです。3D映像やスピード感溢れる映像などは一見の価値ありです。

2009年11月
スラムドッグ$ミリオネア/SLUMDOG MILLIONAIRE /2008年イギリス・アメリカ
監督ダニー・ボイル
出演デヴ・パテル/マドゥル・ミッタル/フリーダ・ピント/アニル・カプール
評価★★★★★★★★☆☆
感想異国を舞台にして無名の俳優を使うと緊張感が増します。基本的にアメリカ映画なのでドラマチックな仕上がりですが、描かれているインドのスラムの様子にはリアリティがありました。最後の踊りは蛇足な気がしますが、この壮絶な純愛ストリーは一見の価値ありです。ディテールをいちいち疑う余地もないスピード感とアイディアに溢れています。これぞ映画。

2009年11月
007 カジノ・ロワイヤル/CASINO ROYALE /2006年アメリカ・イギリス
監督マーティン・キャンベル
出演ダニエル・クレイグ/エヴァ・グリーン/マッツ・ミケルセン/ジュディ・デンチ
評価★★★★★★★☆☆☆
感想007というとダムや宇宙防衛基地を爆破したりだとか大掛かりなミッションのイメージがありますが、ダニエル・クレイグの作品は仕掛けは小さいながらも疾走感が増した感じがして肌に合います。辞表のエピソードにはちょっと興醒めでしたが、とてもかっこいい映画でした。タイトルバックのデザインがひと昔前の映画を思わせてグッドです。

2009年11月
バーン・アフター・リーディング/BURN AFTER READING /2009年アメリカ
監督イーサン・コーエン/ジョエル・コーエン
出演ブラッド・ピット/ジョージ・クルーニー/ジョン・マルコヴィッチ/フランシス・マクドーマンド/ティルダ・スウィントン
評価★★★★★★★☆☆☆
感想「ノーカントリー」以来のコーエン兄弟映画。これが映画だとも言いませんが、こんな馬鹿げた話を豪華キャストで、しかも作品は90分強。贅沢なものです。馬鹿げた内容と言ってもつじつまはピッタリ合って、うまくつながっていくところは脚本のうまさ。出演者がみんなアクのあるキャラを演じるところが見どころです。

2009年11月
レッドクリフ PartII ー未来への最終決戦ー/RED CLIF:PART II /2009年アメリカ・中国・日本・台湾・韓国
監督ジョン・ウー
出演トニー・レオン/金城武 /チャン・フォンイー/チャン・チェン/ヴィッキー・チャオ
評価★★★★★☆☆☆☆☆
感想映像は十分に楽しめました。しかし映画らしさを感じることができませんでした。「小喬」役のリン・チーリンという女優は戦争のきっかけになると言ってもまあそんな気がしてくるくらい奇麗で品のある女優でした。

2009年11月
レッドクリフ PartI/RED CLIF:PART I /2008年アメリカ・中国・日本・台湾・韓国
監督ジョン・ウー
出演トニー・レオン/金城武 /チャン・フォンイー/チャン・チェン/ヴィッキー・チャオ
評価★★★★★☆☆☆☆☆
感想勉強を兼ねて話題の作品を。展開が早かったり、丁寧すぎるところがあったりで戸惑いながらでしたが、楽しめる1本ではありました。そもそも続編がなければ成り立たないという作りは1本の映画として考え辛いです。

2009年10月
グラン・トリノ/GRAN TORINO /2008年アメリカ
監督クリント・イーストウッド
出演クリント・イーストウッド/ビー・ヴァン/アーニー・ハー
評価★★★★★★★☆☆☆
感想ずっと観たかった1本。ちょっとイメージとは違う映画でしたが、人物背景などを丁寧に2時間に詰め込み、イーストウッドらしさに溢れた力作です。この生き方が家族を含めて幸せなのかはわかりませんが、男としては正しいのだろうと思います。いわゆる頑固親父の一本筋が通った物語。

2009年10月
007 慰めの報酬/QUANTUM OF SOLACE /2008年イギリス・アメリカ
監督マーク・フォースター
出演ダニエル・クレイグ/オルガ・キュリレンコ/マチュー・アマルリック
評価★★★★★★★☆☆☆
感想ピアース・ブロスナンの007もティモシー・ダルトンの007も観ていない私がいきなり最新作。前作「カジノロワイヤル」がいつも貸し出し中なので、待てずに借りましたが、後悔。久しぶりのボンドはかっこよかったし、ボンドガールがとてもキュートで私好みだったので最後まで楽しめました。前作も近いうちに。

2009年9月
チェンジリング/CHANGELING /2006年アメリカ
監督クリント・イーストウッド
出演アンジェリーナ・ジョリー/ジョン・マルコヴィッチ/ジェフリー・ドノヴァン/コルム・フィオール
評価★★★★★★★★☆☆
感想図らずも前回の母べえ同様、警察が暴走すれば庶民の力では如何ともし難いという内容。私の最も憎む「理不尽」の前に、最も大切な「正義」が屈するのか。いつも使う言葉ですが、本当に見応えがありました。音楽も担当しているというイーストウッドの才能に打ちのめされた一本。

2009年8月
母べえ /2007年日本
監督山田洋次
出演吉永小百合/浅野忠信/檀れい/志田未来/佐藤未来
評価★★★★★☆☆☆☆☆
感想夫が治安維持法で投獄されてしまう一家の物語。三浦綾子の小説にも同じような境遇の人が描かれていましたが、取り締まる側がお国のためにならないと信念を持って取り締まっていたのか。取り締まる側の葛藤を描いた小説や映画があれば見てみたいものです。いい映画なのですが、山ちゃんのキャラが最後まで馴染めませんでした。

2009年6月
イースタン・プロミス/EASTERN PROMISES/2007年イギリス・カナダ・アメリカ
監督デヴィッド・クローネンバーグ
出演ヴィゴ・モーテンセン/ナオミ・ワッツ/ヴァンサン・カッセル/アーミン・ミューラー=スタール
評価★★★★★★★★☆☆
感想クローネンバーグってもっとグロテスクなイメージがありましたが、重厚ながらも分かりやすい映像で最後まで緊張感をもって楽しむことができました。登場人物がみんな独特の雰囲気を持っていたのもこの映画の魅力です。とは言ってもロシアンマフィアを描いた作品なので、目を覆うようなシーンが多数あり。

2009年5月
ROOKIES -卒業-/2009年日本
監督平川雄一朗
出演佐藤隆太/市原隼人/小出恵介/城田優/中尾明慶
評価★★★★★★★★☆☆
感想とあるサイトで、映画通とおぼしき人がいかにこの映画がくだらないかを切々と綴ったコメントを見ました。一方でこの映画、記録的な大ヒット公開中です。我が家も家族5人で観に行き、みんなで感動し、幸せな時間を共有しました。あんまり頭でっかちの映画ファンになりたくない、そう思う今日この頃です。

2009年3月
コーラス/LES CHORISTES/CHORISTS/2004年フランス
監督クリストフ・バラティエ
出演ジェラール・ジュニョ/ジャン=バティスト・モニエ/ジャック・ペラン/フランソワ・ベルレアン
評価★★★★★☆☆☆☆☆
感想フランスで大ヒットした感動作ということと90分程度のお手頃の長さからのチョイスでしたが残念。問題児をコーラスで矯正するという根本的なテーマの描き方が雑というか、たいした問題児でもないところが気になって感動できませんでした。忙しい時期に見たので余裕がなかったか。

2009年1月
パフューム ある人殺しの物語/PERFUME: THE STORY OF A MURDERER/2006年ドイツ・フランス・スペイン
監督トム・ティクヴァ
出演ベン・ウィショー/ダスティン・ホフマン/アラン・リックマン/レイチェル・ハード=ウッド
評価★★★★★★★★☆☆
感想ポスターやジャケットからは想像できない異色サスペンス。この感覚は何とも表現し難く、グロテスクな部分も多く含まれていますが、不思議な魅力に溢れています。普通の作品に飽きた方にぜひ挑戦してほしい1本。

2008年12月
ナイロビの蜂/THE CONSTANT GARDENER/2005年イギリス
監督フェルナンド・メイレレス
出演レイフ・ファインズ/レイチェル・ワイズ/ユベール・クンデ/ダニー・ヒューストン
評価★★★★★★☆☆☆☆
感想「イングリッシュ・ペイシェント」路線と思って借りたこの作品、ちょっとイメージと違いましたがまあまあでした。感情移入があまりできなかったのは、突っ走りすぎるヒロインのせいか。アフリカの人々や大地を描いた映像美は素晴らしかった。

2008年12月
海を飛ぶ夢/MAR ADENTRO/THE SEA INSIDE/2004年スペイン
監督アレハンドロ・アメナーバル
出演ハビエル・バルデム/ベレン・ルエダ/ロラ・ドゥエニャス/クララ・セグラ
評価★★★★★★★★☆☆
感想ノーカントリーのハビエル・バルデム主演の尊厳死をテーマにした映画。重いテーマながら、美しい映像とゆっくりとしたテンポで不思議な感覚に浸れました。ヨーロッパの映画ならではの芸術性の高い一本。

2008年10月
ホテル・ルワンダ/HOTEL RWANDA/2004年アメリカ
監督テリー・ジョージ
出演ドン・チードル/ソフィー・オコネドー/ホアキン・フェニックス/ニック・ノルティ
評価★★★★★★☆☆☆☆
感想ドキュメンタリーを観ているようでした。絶えない民族紛争のほんの一例に過ぎないのだと思いますが、このルワンダでの出来事は衝撃的でした。人は集団になるとなぜあそこまで残酷になれるのか。集団心理とは恐ろしいものです。エンディング曲が印象的で耳に残りました。

2008年9月
ターミナル/THE TERMINAL/2004年アメリカ
監督スティーヴン・スピルバーグ
出演トム・ハンクス/キャサリン・ゼタ=ジョーンズ/スタンリー・トゥッチ/シャイ・マクブライド
評価★★★★★★★★★☆
感想あまり期待せずに観たらこれが何とも上質なヒューマンコメディ。私の敬愛するフランク・キャプラ監督へのトリビュート作品とも言える1本。映画がCGやアクションに頼らず、粋な脚本がすべてだった頃のハリウッド映画を観ているようでした。いくつか首をかしげる場面はありますが、泣いて笑って爽やかな気分になりたい時にぜひどうぞ。

2008年8月
バベル/BABEL/2006年アメリカ
監督アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ
出演ブラッド・ピット/ケイト・ブランシェット/ガエル・ガルシア・ベルナル/役所広司/菊地凛子
評価★★★★★★★★☆☆
感想菊池凛子のアカデミー賞ノミネートで話題となった本作、とても味わい深い作品でした。モロッコやメキシコのシーンはどれも美しく、一瞬一瞬を噛みしめるように観ました。一方、日本のシーンで現実に戻るというか、悪く言えば興醒めというか。映画評のサイトでは不必要論まで出ていますが全く同感です。日本人だから日本のシーンを客観的に観れないとは思いません。モロッコとメキシコだけで撮られていたらきっと満点に近かったと思います。

2008年8月
ノーカントリー/NO COUNTRY FOR OLD MEN/2007年アメリカ
監督ジョエル・コーエン/イーサン・コーエン
出演トミー・リー・ジョーンズ/ハビエル・バルデム/ジョシュ・ブローリン/ウディ・ハレルソン
評価★★★★★★★☆☆☆
感想公開当時からずっと見たかった1本。コーエン兄弟にはまだ馴染めずにいましたが、気になる存在ではありました。この映画は不気味な暗殺者だけで十分に見応えがありますが、保安官の生き様のようなものがもうひとつのテーマとなっていて、それがうまく融合していないのが残念。ベトナムの帰還兵という要素がどの程度このドラマで重要かがわかりませんが、ちょっと消化不良。

2008年7月
ミュンヘン/MUNICH/2005年アメリカ
監督スティーヴン・スピルバーグ
出演エリック・バナ/ダニエル・クレイグ/キアラン・ハインズ/マチュー・カソヴィッツ
評価★★★★★★☆☆☆☆
感想1972年のミュンヘンオリンピックで実際に起こったイスラエル選手殺害事件とその後の報復を描いたドラマ。リアルさを追求しているだけあって、報復部隊リーダーの苦悩はよく伝わりましたが、諜報活動が何だかしょぼい感じが。歴史や政治的な背景に弱い私にとっては教材のような映画でした。

2008年7月18日
クラッシュ/CRASH/2004年アメリカ
監督ポール・ハギス
出演サンドラ・ブロック/ドン・チードル/マット・ディロン/ジェニファー・エスポジート
評価★★★★★★★★★☆
感想またしてもアカデミー賞作品賞受賞作品をチョイス。いやあ、このドラマは見応えがありました。群像劇という最近の流行のひとつですが、それぞれの物語が実に丁寧に描写されていてそれぞれが交錯するところの見どころはこの手の作品の中でも秀逸。派手な作品ではないし、マット・ディロンも好きではありませんがこの作品賞には納得。

2008年7月10日
インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国/INDIANA JONES AND THE KINGDOM OF THE CRYSTAL SKULL/2008年アメリカ
監督スティーヴン・スピルバーグ
出演ハリソン・フォード/ハリソン・フォード/レイ・ウィンストン/カレン・アレン/ケイト・ブランシェット
評価★★★★★★★☆☆☆
感想久しぶりに夫婦で映画館へ。娯楽大作を大スクリーンで堪能するのは最高のストレス解消になります。ハリソン・フォードの年齢も気にならなかったし、シリーズものとして観なくても十分に楽しめました。「映画って本当にいいものですね」と思わず言ってしまう快作。

2008年6月20日
コールド マウンテン/Cold Mountain/2003年アメリカ
監督アンソニー・ミンゲラ
出演ジュード・ロウ/ニコール・キッドマン/レニー・ゼルウィガー/ドナルド・サザーランド/ナタリー・ポートマン
評価★★★★★★★★☆☆
感想長さを感じさせない良質なドラマ。南北戦争に関する映画ってそう言えば見た記憶がないなあ。ニコール見たさに見た映画でしたが、寝不足の夜中に見ても全く眠くなりませんでした。重たいので軽い気持ちでは見れませんがよくできた映画です。

2008年5月10日
ブラック・ダリア/The Black Dahlia/2006年アメリカ
監督ブライアン・デ・パルマ
出演ジョシュ・ハートネット/アーロン・エッカート/スカーレット・ヨハンソン/ヒラリー・スワンク
評価★★★★☆☆☆☆☆☆
感想大好きなデパルマ作品に大いに期待したのですが、残念。内容は特に脈絡の感じられず、登場人物もわかりにくい。独特の映像と質感が唯一の楽しみどころで、それ以外は特にコメントもありません。今最もセクシーな女優と言われているスカーレット・ヨハンソンはいい雰囲気を出していました。

2007年10月25日
ブラッド・ダイヤモンド/Blood Diamond/2006年アメリカ
監督エドワード・ズウィック
出演レオナルド・ディカプリオ/ジェニファー・コネリー/ジャイモン・フンスー/マイケル・シーン
評価★★★★★★★☆☆☆
感想出張先のホテルで何気に見たのが大正解。ただのアクションものかと思って避けてたけど、ちょっとひねりのある内容に満足。ディカプリオは顔が好きじゃないんだけど、演技はいいなあ。高校生の頃に大好きだったジェニファー・コネリーは顔が変わってて違和感がありました。

2007年10月
硫黄島からの手紙/Letters From Iwo Jima /2006年アメリカ
監督クリント・イーストウッド
出演渡辺謙/二宮和也/伊原剛志/加瀬亮/松崎悠希/中村獅童/裕木奈江
評価★★★★★☆☆☆☆☆
感想うーん、期待していたのに。もっと手紙で感動させられる映画かと思って見たのがいけなかったのか。悲惨な歴史を淡い色調で淡々と描いていることには納得なんだけど、ちょっと映画としては寂しい感じがします。「父親たちの星条旗」はたぶん見ないと思う。

2007年9月30日
キル・ビル Vol.2/Kill Bill:Vol.2/2004年アメリカ
監督クエンティン・タランティーノ
出演ユマ・サーマン/デヴィッド・キャラダイン/ダリル・ハンナ/マイケル・マドセン/ゴードン・リュウ/マイケル・パークス/サミュエル・L・ジャクソン
評価★★★★★★★☆☆☆
感想一作目でやめることなんて不可能。すぐに観てしまいました。前作同様、しっかり作られてますから飽きません。静かで恐い白黒のシーンがとてもいい。少しずつすべてが明らかになっていく過程もオーソドックスでゾクゾクします。何も考えたくない時、こんな映画を2本セットでどうぞ。

2007年9月28日
キル・ビル/Kill Bill/2003年アメリカ
監督クエンティン・タランティーノ
出演ユマ・サーマン/デヴィッド・キャラダイン/ダリル・ハンナ/ルーシー・リュー/千葉真一/栗山千明
評価★★★★★★★★☆☆
感想タランティーノ作品は好きで結構見てるのですが、パッケージなどからこの作品は遊び過ぎてるような気がしてずっと敬遠していました。テレビでやってたので何となく見てたらハマってしまいました。確かに遊び過ぎてるけど、いい仕事しています。後半の決闘シーンはさすがにやりすぎですが、二作目につなぐためのラストは素晴らしい。やはり敬遠してたあなた、すぐにご覧あれ。

2007年9月19日
善き人のためのソナタ/As Leben Der Anderen/The Lives Of Others/2006年ドイツ
監督フロリアン・ヘンケル・フォン・ドナースマルク
出演ウルリッヒ・ミューエ/マルティナ・ゲデック/セバスチャン・コッホ/ウルリッヒ・トゥクール
評価★★★★★★★★★☆
感想これぞ「映画」です。重厚で美しい映像に完璧な脚本。満点に限りなく近い作品です。旧東ドイツの監視国家の実態の中に描いたヒューマンドラマ。歴史を衝撃的に伝えるでもなく、必要以上にドラマを盛り上げるでもなく。落ち着いた描写でたっぷりと余韻を残す。さすがドイツ人は丁寧な仕事をするなあと感心しました。DVDジャケットの「アカデミー外国語映画賞」に目が止まり借りたこの1本。まじで超おすすめ。ちなみに、タイトルを妙に洒落たものにしたがる配給会社のやり方にはちょっと疑問。確かに重要なテーマなのですが・・・。

2007年7月22日
ディパーテッド/The Departed/2006年アメリカ
監督マーティン・スコセッシ
出演レオナルド・ディカプリオ/マット・デイモン/ジャック・ニコルソン
評価★★★★★★★☆☆☆
感想100作目!展開が早くてついていくのに必死でしたが、長さを感じさせない面白い映画でした。いくつか納得いかない(理解できない)部分があるので、いつかじっくり観直したいと思います。作品賞受賞とまではいかないような気がしますが。「第三の男」のパロディ的シーンあり。

2007年5月15日
THE 有頂天ホテル /2005年日本
監督三谷幸喜
出演役所広司/松たか子/佐藤浩市/香取慎吾/篠原涼子/戸田恵子
評価★★★★★★☆☆☆☆
感想面白い映画だったとは思うんだけど、ちょっとハチャメチャすぎかなあ。アメリカのコメディテイストをそのまま日本映画に取り入れた感じにちょっと戸惑いました。もっとシリアスな雰囲気を求めてたけど、三谷作品だからね。

2007年4月30日
第三の男/The Third Man/1949年イギリス
監督キャロル・リード
出演ジョセフ・コットン/オーソン・ウェルズ/アリダ・ヴァリ/トレヴァー・ハワード
評価★★★★★☆☆☆☆☆
感想学生時代に観て面白さがわからなかった名作中の名作に再び挑戦。う〜ん・・・。古い・・・。確かに映像美は凄い。光と陰に効果的な音響。映画を観ているというより、絵画や写真を観ているとう感覚。どんな作品が名作なのか混乱してしまう一本。

2007年2月10日
トランスポーター/The Transporter/2002年アメリカ
監督ルイ・レテリエ/コリー・ユン
出演ジェイソン・ステイサム/スー・チー/マット・シュルツ/フランソワ・ベルレアン
評価★★★☆☆☆☆☆☆☆
感想久しぶりに退屈しました。アクションだけで、ひねりなし。なぜ続編が作られるのかも不明。なぜルールを簡単に破るのかも不明。TAXIシリーズは結構楽しめるのに、こちらはなぜ続編ができるのか首をかしげます。リュック・ベッソン、好きなだけに残念。

2007年2月8日
A.I./2001年アメリカ
監督スティーヴン・スピルバーグ
出演ハーレイ・ジョエル・オスメント/フランシス・オコナー /ジュード・ロウ
評価★★★★★☆☆☆☆☆
感想う〜ん、うまく感想が表現できない。そんな不思議な映画でした。ちょっと全体的なストーリーに違和感があったし、展開も少し早すぎたんじゃないかと思います。母親の感情が今ひとつ理解できませんでした。

2007年1月3日
武士の一分/2006年日本
監督山田洋次
出演木村拓哉/檀れい/桃井かおり/坂東三津五郎/緒方拳
評価★★★★★★☆☆☆☆
感想この作品も「山田会」主催で先行上映会が催されましたが、久しぶりに夫婦で映画館へ。進行が定石どおりなのでちょっとひねりがほしかったところですが、シリーズお馴染みの決闘シーンはやはり迫力もの。キムタクファンならずとも、ぜひご堪能あれ。

2006年10月27日
21グラム/21 Grams /2003年アメリカ
監督アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ
出演ショーン・ペン/ナオミ・ワッツ/ベニチオ・デル・トロ /シャルロット・ゲンズブール
評価★★★★★★★☆☆☆
感想さすがにちょっと飽きてきたこの構成。「アモーレス・ぺロス」のような重厚感はなかったけど、決して悪くはありません。胸の痛くなるシーンが多いですが、緊張感が持続する感じは何とも言えません。今後もこの監督は追いかけるつもり。

2006年9月30日
17歳のカルテ/Girl, Interrupted /1999年アメリカ
監督ジェームズ・マンゴールド
出演ウィノナ・ライダー/アンジェリーナ・ジョリー/クレア・デュヴァル/ウーピー・ゴールドバーグ/ヴァネッサ・レッドグレーヴ
評価★★★★★☆☆☆☆☆
感想ウィノナ・ライダーが気になって見た青春映画。結構、評価は高いみたいだけど、感情移入はできませんでした。音楽は心地よく、特に「The End Of The World」が流れるシーンはあまりにも印象的で忘れられません。

2006年9月27日
サイダーハウス・ルール/The Cider House Rules /1999年アメリカ
監督ラッセ・ハルストレム
出演トビー・マグワイア/シャーリーズ・セロン/マイケル・ケイン
評価★★★★★☆☆☆☆☆
感想ちょっと話が綺麗すぎて、乗り切れなかったという感じ。作品が優等生すぎるというか。孤児院での話とリンゴ園の話が何か別の物語のようで違和感がありました。ちょっと泣けるいい話的な内容ですが残念。好きな監督だっただけに期待しすぎたか。

2006年9月25日
アモーレス・ペロス/Amores Perros /1999年メキシコ
監督アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ
出演エミリオ・エチェバリア/ガエル・ガルシア・ベルナル/ゴヤ・トレド
評価★★★★★★★★★☆
感想うーんと思わず唸ってしまう、そんな傑作です。テレビで途中から見たら面白すぎて、気になっていたのでレンタルしました。いやぁ、見応えがあった。パルプフィクションに例えられる作品ですが、よりリアルで重厚なタッチがたまりません。壮絶な2時間半をぜひご体験ください。

2006年8月12日
男はつらいよ 寅次郎かもめ歌 /1980年日本
監督山田洋次
出演渥美清/倍賞千恵子/伊藤蘭
評価★★★★★★☆☆☆☆
感想寅さんシリーズ第26作。平均的な作品ですが、定時制高校の教師がトイレ掃除をする国鉄職員の詩を紹介するシーンは秀逸。汚いユーモアのある表現が続いた後に、「トイレを磨く人は玉のような赤ちゃんに恵まれるといいます。私は男です。いいお嫁さんに巡り会えるかもしれません。」との結び。今まで汚い汚いと笑っていた生徒達がしずまりかえって聞いているシーンは感動的でした。

2006年7月8日
ミリオンダラー・ベイビー/Million Dollar Baby /2004年アメリカ
監督クリント・イーストウッド
出演クリント・イーストウッド/ヒラリー・スワンク/モーガン・フリーマン
評価★★★★★★★★★☆
感想高校生の頃、僕の部屋にはイーストウッドのポスターが貼られていた。目を細めて、モデルガンをガンベルトに納める練習をした。あれから20年。「許されざる者」でがっかりさせられたけど、やっと最高の作品を作ってくれた。ちょっと切ないイーストウッドのベスト作品。

2006年6月15日
ガープの世界/The World According To Garp /1982年アメリカ
監督ジョージ・ロイ・ヒル
出演ロビン・ウィリアムズ/メアリー・ベス・ハート/グレン・クローズ/ジョン・リスゴー
評価★★★★★★★☆☆☆
感想テレビでやっていて何気なく見始め、やめられませんでした。題名やポスターには記憶があったんですが、内容を全く知らずに見たら、何とも言えない心地よさ。映画サイトの「奇妙な人々が織り成す人間模様を描いた異常なホームドラマ」という説明がピッタリ。「フォレスト・ガンプ」が好きな人にお勧め。

2006年5月30日
ナインスゲート/The Ninth Gate /1999年フランス・スペイン
監督ロマン・ポランスキー
出演ジョニー・デップ/フランク・ランジェラ/レナ・オリン
評価★★★★★☆☆☆☆☆
感想映像には引き込まれたけど、内容は??? ジョニー・デップのファンとしてはちょっと不満。巨匠ポランスキーは「戦場のピアニスト」で好印象だっただけにこれも残念。

2005年11月13日
スクール・オブ・ロック/The School Of Rock /2003年アメリカ
監督リチャード・リンクレイター
出演ジャック・ブラック/ジョーン・キューザック/マイク・ホワイト
評価★★★★★☆☆☆☆☆
感想ミュージッククラブ会長お勧めの一本。ロック魂一発の快作で、バンドやっている人にとっては特に笑える場面満載。

2005年11月12日
パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち/Pirates Of Caribbean:The Curse Of The Black Pearl /2003年アメリカ
監督ゴア・ヴァービンスキー
出演ジョニー・デップ/オーランド・ブルーム/キーラ・ナイトレイ
評価★★★★★★☆☆☆☆
感想ちょっと現実離れしすぎてるのがNG。ところどころ面白いシーンがあったが、全体的には今ひとつ。やっぱりディズニー。キーラ・ナイトレイは見ているだけで○。

2005年11月12日
オールド・ボーイ/Old Boy /2003年韓国
監督パク・チャヌク
出演チェ・ミンシク/ユ・ジテ/カン・ヘジョン
評価★★★★★★★★☆☆
感想タランティーノが絶賛しているだけあり、先が読めない緊張の一本。映像、演出、脚本、どれをとっても一級品。ちょっとやりすぎの場面があるがご愛嬌。

2005年11月5日
男はつらいよ 寅次郎夕焼け小焼け /1976年日本
監督山田洋次
出演渥美清/倍賞千恵子/太地喜和子/宇野重吉
評価★★★★★★★★★☆
感想裏の「スイングガールズ」を見るはずが、ついつい最後まで見てしまった寅さんの傑作。寅さんの中でこれを最高傑作に挙げる人がいるというが、納得。好みのマドンナの作品だけしか見ていなかった自分が恥ずかしくなりました。絶対お勧め。

2005年10月29日
ザ・インタープリター/The Interpreter /2005年アメリカ
監督シドニー・ポラック
出演ニコール・キッドマン/ショーン・ペン/キャサリン・キーナー
評価★★★★★★★☆☆☆
感想とにかくA級映画が見たくて借りた一本。ショーン・ペンはさすがうまいなあ。ニコールはきれいだから何でもOKだし、内容もまずまず。多少難しかったので、もう一度早回ししながら見ました。

2005年9月20日
大統領の陰謀/All The President's Men /1976年アメリカ
監督アラン・J・パクラ
出演ダスティン・ホフマン/ロバート・レッドフォード/ジェイソン・ロバーズ/ジャック・ウォーデン
評価★★★★★★☆☆☆☆
感想以前見て、意味がわからず、途中でやめた記憶がある社会派映画。「ウォーターゲート事件で失脚したニクソン大統領」というよく聞くフレーズを何となくイメージできたが、登場人物の多さに理解不能。今度、映画「ニクソン」を見なければ。

2005年8月15日
みんなのいえ /2001年日本
監督三谷幸喜
出演唐沢寿明/田中邦衛/田中直樹/八木亜希子
評価★★★★★★★☆☆☆
感想久しぶりの日本映画は初の三谷作品。家内は「やっぱり猫が好き」時代から注目していたらしい。何てことはない内容だけど、ニヤッっと笑わせるところはさすが。コメディ一筋でお願いしたいものだ。

2005年6月18日
モーターサイクル・ダイアリーズ/The Motorcycle Diaries /2003年イギリス・アメリカ
監督ウォルター・サレス
出演ガエル・ガルシア・ベルナル/ロドリゴ・デ・ラ・セルナ/ミア・マエストロ
評価★★★★★★★☆☆☆
感想予告編をふと目にして気になっていた1本。恥ずかしながら、キューバ革命などで名を馳せたというゲバラなる人物は知りませんでしたが、ロードムービーならではの味わいがありました。

2005年5月22日
スリー・リバーズ/Striking Distance /1993年アメリカ
監督ローディー・ヘリントン
出演ブルース・ウィリス/サラ・ジェシカ・パーカー/デニス・ファリナ
評価★★★★★☆☆☆☆☆
感想テレビで何気なく見た平凡な1本。テレビドラマのような感覚でした。ダイハードのような快演を期待していたが、残念。

2005年4月29日
理想の結婚/An Ideal Husband /1999年イギリス
監督オリヴァー・パーカー
出演ケイト・ブランシェット/ミニー・ドライヴァー/ルパート・エヴェレット/ジュリアン・ムーア
評価★★★★★☆☆☆☆☆
感想久しぶりのイギリス映画。どことなく気品を感じます。しかし、この映画はコメディとしてもシリアスドラマとしても軽すぎて、ちょっと拍子抜け。最後の落ちも、意味がわかりませんでしたからっ!残念!

2005年4月27日
ゴーストワールド/Ghost World /2001年アメリカ
監督テリー・ツワイゴフ
出演ゾーラ・バーチ/スカーレット・ヨハンソン/スティーヴ・ブシェミ
評価★★★★★☆☆☆☆☆
感想ちょっと波長があわない新感覚ムービー。主人公が最後、急に弱気になってしまうところに合点がいきませんでした。

2005年4月23日
アバウト・シュミット/About Schmidt /2002年アメリカ
監督アレクサンダー・ペイン
出演ジャック・ニコルソン/キャシー・ベイツ/ホープ・デイヴィス
評価★★★★★★☆☆☆☆
感想それなりに納得のいくシーンはあったのですが、ちょっと地味過ぎでしょう。自分の老後を重ねあわせる年でもないし。それでも6つ星。

2005年4月2日
夏休みのレモネード/Stolen Summer /2002年アメリカ
監督ピート・ジョーンズ
出演エイダン・クイン/ボニー・ハント/ケヴィン・ポラック
評価★★★★★☆☆☆☆☆
感想この映画の純粋さについて行けず、感情移入があまりできぬまま終わってしまった。宗教や子どもといったテーマはよほど心を無にして見ないとダメですな。

2005年3月4日
ギルバート・グレイプ/What's Eating Gilbert Grape /1993年アメリカ
監督ラッセ・ハルストレム
出演ジョニー・デップ/ジュリエット・ルイス/メアリー・スティーンバージェン/レオナルド・ディカプリオ
評価★★★★★★★★☆☆
感想優しい目線で描かれたある一家の話。この監督は「ショコラ」といい、ずっと追いかけていく価値あり。ちょっと気になっていたジョニー・デップも、最近話題のレオ様も最高でした。

2005年3月3日
第十七捕虜収容所/Stalag 17/1953年アメリカ
監督ビリー・ワイルダー
出演ウィリアム・ホールデン/ドン・テイラー/オットー・プレミンジャー/ロバート・ストラウス
評価★★★★★★★★☆☆
感想何回観ても楽しめるコメディ。三谷幸喜が敬愛する(してるはず)ワイルダー監督作品を皆さんもぜひ。今月、CATVでやってます。

2005年3月3日
トゥルーマン・ショー/The Trueman Show/1998年アメリカ
監督ピーター・ウィアー
出演ジム・キャリー/エド・ハリス/ローラ・リニー
評価★★★★★☆☆☆☆☆
感想なぜジム・キャリーでコメディータッチでなきゃいけないのかが不明。うんとシリアスにサスペンスタッチで描けなかったものか。今後もジム・キャリー離れが進んでいく予感。

2005年1月14日
ミスティック・リバー/Mystic River/2003年アメリカ
監督クリント・イーストウッド
出演ショーン・ペン/ティム・ロビンス/ケヴィン・ベーコン/ローレンス・フィッシュバーン
評価★★★★★★★☆☆☆
感想新年1本目はA級映画でと思い、確かキネ旬1位だったこの映画を。イーストウッドはなんか難しいもの撮りたがるので、やっぱり重たかったけど、見応えは十分。ラストは少々「?」。

2004年12月23日
キリング・ミー・ソフトリー/Killing Me Softly/2001年アメリカ
監督チェン・カイコー
出演ヘザー・グレアム/ジョセフ・ファインズ/ナターシャ・マケルホーン/イアン・ハート
評価★★★★★☆☆☆☆☆
感想テレビでやってたら何となく最後まで。普通に楽しめましたが、ただそれだけ、何も残らない、考え出すといろいろ不自然な映画でした。

2004年10月10日
あの頃ペニー・レインと/Almost Famous/2000年アメリカ
監督キャメロン・クロウ 
出演ビリー・クラダップ/ケイト・ハドソン/パトリック・フュジット/ジェイソン・リー
評価★★★★★☆☆☆☆☆
感想結構これ、絶賛されているのよねえ。ずっと気になってたけど、青春映画はやはり肌に合わず。当時の音楽への思い入れ次第か。お姉さんが家を出る時に流れてきた「アメリカ」にはグッときたけど。

2004年10月9日
隠し剣 鬼の爪/2004年日本
監督山田洋次
出演永瀬正敏/松たか子/吉岡秀隆/小林稔侍/緒方拳
評価★★★★★★☆☆☆☆
感想2年前の「たそがれ清兵衛」に続き、「山田会」主催の上映会で鑑賞。緊張感、重厚さなど、やはり前作が上回っているが、これはこれで味がある。純愛時代劇の色こそ濃いが、納得のタイトルでもありました。

2004年9月26日
チョコレート/Monster's Ball/2001年アメリカ
監督マーク・フォースター 
出演ビリー・ボブ・ソーントン/ハル・ベリー/ピーター・ボイル
評価★★★★★★★☆☆☆
感想あそこまで変わるかはともかく、登場人物の心情描写がとても現実的で、すごく共感持てました。この手の映画が観れるようになった自分を褒めてあげたい。

2004年9月20日
ヴィレッジ/The Village/2004年アメリカ
監督M・ナイト・シャマラン
出演ブライス・ダラス・ハワード/ホアキン・フェニックス/エイドリアン・ブロディ/ウィリアム・ハート/シガーニー・ウィーヴァー
評価★★★★★★★☆☆☆
感想久しぶりの映画館。意外な結末などと意識しなければ普通に地味な、いい映画です。100分ちょっとの間、無駄はないし、カメラワークもおもしろい。まあ、構えずに見た方が良いです。

2004年9月6日
将軍の娘/エリザベス・キャンベル/The General's Daughter/1999年アメリカ
監督サイモン・ウェスト
出演ジョン・トラヴォルタ/マデリーン・ストー/ジェームズ・クロムウェル/ジェームズ・ウッズ
評価★★★★★★☆☆☆☆
感想軍隊サスペンスものは悪くないけど、これって映画はないなあ。これも平凡。エリザベスさんの気持ちもわからんではないが、普通は別の道に進むぞ。

2004年7月3日
トーク・トゥ・ハー/Hable Con Ella/Talk To Her/2002年スペイン
監督ペドロ・アルモドバル
出演ハヴィエル・カマラ/ダリオ・グランディネッティ/レオノール・ワトリング/ロサリオ・フローレス
評価★★★★★★☆☆☆☆
感想おすぎが大絶賛していてずっと気になっていた映画。悪くはないが、サイレント映画の描写ですっかり興醒め。ストーリーとしてはグッとくるのですが、ちょっとやり過ぎなのが残念。ヨーロッパ映画に対する自分の未熟さを痛感。

2004年6月24日
HERO/英雄/2002年香港/中国
監督チャン・イーモウ
出演ジェット・リー/トニー・レオン/マギー・チャン/チャン・ツィイー
評価★★★★★☆☆☆☆☆
感想何故か映画に入り込めず、距離を置いて観てしまった。歴史ものやアクション、ミステリーとしてはちょっと軽すぎるし、映像美も期待したほどではなかったです。

2004年6月18日
マトリックス レボリューションズ/The Matrix Revolutions/2003年アメリカ
監督アンディ・ウォシャウスキー/ラリー・ウォシャウスキー
出演キアヌ・リーブス/ローレンス・フィッシュバーン/キャリー=アン・モス
評価★★★★★★★☆☆☆
感想1作目からひとつづつ星が減ってしまった。ストリーうんぬんを深く考えない性格なので、単なる娯楽SFとしか見れない自分がダメなのか。映像を楽しむだけでも監督は許してくれるはず。

2004年6月12日
ラスト サムライ/The Last Samurai/2003年アメリカ
監督エドワード・ズウィック
出演トム・クルーズ/ティモシー・スポール/渡辺謙/ビリー・コノリー/真田広之
評価★★★★★★★☆☆☆
感想ちょっと前評判が良すぎただけに。情緒豊かな点で、トワイライト・サムライの方が上でしょう。美しい武士道には確かに惹かれるものがあります。

2004年5月29日
マルコヴィッチの穴/Being John Malkovich/1999年アメリカ
監督スパイク・ジョーンズ
出演ジョン・キューザック/キャメロン・ディアス/キャサリン・キーナー/ジョン・マルコヴィッチ
評価★★★★★☆☆☆☆☆
感想シリアスな部分とコメディの部分がうまく融合されていないという感じがします。それぞれのアイデアは好きなので、別々の映画だったらそれぞれに7つ星くらいはいけたかも。

2004年4月30日
マルホランド・ドライブ/Mulholland Dr./2001年アメリカ
監督デヴィッド・リンチ
出演ナオミ・ワッツ/ローラ・ハリング/アン・ミラー/ジャスティン・セロー
評価★★★★★★☆☆☆☆
感想前半はあまりの面白さに打ちのめされ、生涯ベスト10入りも確信したものの、後半はやはりリンチワールド。ツインピークスで裏切られた記憶が蘇りました。あのまま後半を作ってくれていたらどんなにすごい映画になっていたかと思うと残念。

2004年4月24日
トレインスポッティング/Trainspotting/1996年イギリス
監督ダニー・ボイル
出演ユアン・マクレガー/ユエン・ブレムナー/ジョニー・リー・ミラー/ロバート・カーライル
評価★★★★★☆☆☆☆☆
感想特に感想なし。青春映画があまり好きじゃないのについつい観てしまいました。

2004年4月4日
シカゴ/Chicago/2002年アメリカ
監督ロブ・マーシャル
出演レニー・ゼルウィガー/キャサリン・ゼタ=ジョーンズ/リチャード・ギア
評価★★★★★☆☆☆☆☆
感想ミュージカルは10年振りくらいで、慣れるのに1時間くらいかかったのでこの評価。昔よく観た’50〜60年代のコテコテのミュージカルを現代風にすると確かにこんな感じでしょう。音楽シーンも楽しいし、切り替えも自然。

2004年3月27日
ファム・ファタール/Femme Fatale/2002年フランス・アメリカ
監督ブライアン・デ・パルマ
出演レベッカ・ローミン=ステイモス/アントニオ・バンデラス/ピーター・コヨーテ
評価★★★★★★☆☆☆☆
感想期待しすぎたか。アイデアだけを詰め込んだ感が否めない。ただし、たくさんちりばめられた伏線、カメラワークやディテールの確認のため、すぐに見直したくなるのがデ・パルマ作品。これでいいのかも。

2004年3月18日
マイノリティ・リポート/Minority Report/2002年アメリカ
監督スティーブン・スピルバーグ
出演トム・クルーズ/コリン・ファレル/サマンサ・モートン
評価★★★★★★★☆☆☆
感想久しぶりの娯楽快作。淡い色彩と不必要なジョークが気になりはしたものの、エンターテイメントぶりはさすが。未来考証にもう少しこだわっても良かったか。

2004年3月18日
プレッジ/The Pledge/2001年アメリカ
監督ショーン・ペン
出演ジャック・ニコルソン/ロビン・ライト=ペン/アーロン・エッカート/ミッキー・ローク/ベニチオ・デル・トロ
評価★★★★★☆☆☆☆☆
感想正気を失っていく一方で、女性に好意を抱かれるという相矛盾した設定は、やはり映像では限界があるのか。迫力と緊張感のある演出は悪くないです。脇役人も監督同様、個性的。

2004年2月22日
シッピング・ニュース/The Shipping News/2001年アメリカ
監督ラッセ・ハルストレム
出演ケヴィン・スペイシー/ジュリアン・ムーア/ジュディ・デンチ/ケイト・ブランシェット
評価★★★★★★☆☆☆☆
感想「ショコラ」には及ばないものの、この監督なかなか文学的。詰め込み過ぎな感じもしますが、無理に泣かせず、淡々と描くところは僕にとって新しい。ただキャストが好みじゃないのよねえ。

2004年1月31日
アメリ/Amelie
監督ジャン=ピエール・ジュネ
出演オドレイ・トトゥ/マチュー・カソヴィッツ
評価★★★★★★☆☆☆☆
感想この軽快なテンポと独特の色彩は見事。こんな脚本、書ける人間が信じられませんねえ。細かい逸話がよくできているので、もう一度観たい1本。限りなく7つ星に近い6つ星ということで。

2003年12月31日
脱出/To Have And Have Not
監督ハワード・ホークス
出演ハンフリー・ボガート/ローレン・バコール/マルセル・ダリオ/ウォルター・ブレナン
評価★★★★★☆☆☆☆☆
感想記念すべき50本目と2003年最後の1本は、あまりにも渋いこの映画。ホークス映画にしては地味な感じだし、見せ場も多くないのでこの評価。名セリフと言われている「用があったら口笛を吹いて」も伏線がないまま。バコールはグッドです。

2003年12月23日
アイス・エイジ/Ice Age
監督クリス・ウェッジ
出演(声)山寺宏一/太田光/竹中直人
評価★★★★★☆☆☆☆☆
感想ニモを見た直後だったからか、モンスターズインクと比較してしまうからなのか、期待しすぎたからなのか。鼻水をぬぐって人につけるシーンは家族のお気に入り。

2003年12月21日
ファインディング・ニモ/Finding Nemo
監督アンドリュー・スタントン
出演(声)木梨憲武/室井滋
評価★★★★★★★☆☆☆
感想さすがピクサー、期待を裏切りません。たくさんの家族連れと共に映画館で見るのもグッドです。子供たちは慣れない暗さなどで疲れた様子でしたが、楽しかったようです。オチが秀逸。

2003年11月1日
マレーナ/Malena
監督ジュゼッペ・トルナトーレ
出演モニカ・ベルッチ/ジュゼッペ・スルファーロ/ルチアーノ・フェデリコ
評価★★★★★★★☆☆☆
感想マトリックスリローデッドで気になったモニカ・ベルッチ。この役にはこの人しかいないでしょう。残酷で美しい話に加え、90分という短さもうれしい一品。レボリューションズを見る前にどうぞ。

2003年10月3日
ミニミニ大作戦/The Italian Job
監督F・ゲイリー・グレイ
出演マーク・ウォールバーグ/エドワード・ノートン/シャーリーズ・セロン
評価★★★★★★☆☆☆☆
感想こっちは対照的にわかりやすくてグッド。まあ、ホント展開も教科書どおりというか、定石どおりというか。楽しめたので6つ星。

2003年10月3日
閉ざされた森/Basic
監督ジョン・マクティアナン
出演ジョン・トラヴォルタ/コニー・ニールセン/サミュエル・L・ジャクソン
評価★★★★★★☆☆☆☆
感想僕がアメリカ人ならもっと面白かったと思う。だって顔と名前が覚えきれない。知能指数の高い人にはお薦めのサスペンス。

2003年9月20日
少林サッカー/Shaolin Soccer/少林足球
監督チャウ・シンチー/リー・リクチー
出演チャウ・シンチー/ン・マンタ/ヴィッキー・チャオ
評価★★★★☆☆☆☆☆☆
感想私も決してお笑い映画嫌いじゃないんです。そりゃ、少しは笑ったんです。でも、なんか中途半端。ワールドカップもとっくに終わったからかなあ。

2003年9月16日
バーバー/The Man Who Wasn't There
監督ジョエル・コーエン/イーサン・コーエン
出演ビリー・ボブ・ソーントン/フランシス・マクドーマンド/ジュエームズ・ガンドルフィーニ
評価★★★★★☆☆☆☆☆
感想嫌いな空気じゃないんだけど、設定や展開が安易でちょっと残念。コーエン兄弟は嫌いじゃないはずと信じているのでまたの機会を期待。これビデオはカラーだったけど、公開時はモノクロだったのかな。

2003年9月12日
乙女の祈り/Heavenly Creatures
監督ピーター・ジャクソン
出演メラニー・リンスキー/ケイト・ウィンスレット
評価★★★★★☆☆☆☆☆
感想テレビでやってて、こんなの観ちゃいました。いやいや、ビックリ。しかし、こんな映画に耐えうるようになったのも成長の証。危険で残酷なファンタジー映画です。

2003年7月21日
マトリックス リローデッド/The Matrix Reloaded
監督アンディ・ウォシャウスキー/ラリー・ウォシャウスキー
出演キアヌ・リーブス/ローレンス・フィッシュバーン/キャリー=アン・モス
評価★★★★★★★★☆☆
感想久しぶりに夫婦で映画館へ。早い展開についていけない部分があるも、映像美には満足。もう一度観たい。しかし、ちょっと強くなり過ぎてるのと、話がデカ過ぎるのが気になるが、次も楽しみ。

2003年7月13日
ショコラ/Chocolat
監督ラッセ・ハルストレム
出演ジュリエット・ビノシュ/ヴィクトワール・ティヴィソル/ジョニー・デップ/キャリー=アン・モス
評価★★★★★★★★★☆
感想偶然にも「マトリックス」のヒロインが助演のこの映画。お薦め。うまく表現できないけど、私の生涯ベスト1の「素晴らしき哉、人生!」にも通じる良質ファンタジー。しかも、こんなに笑ったのは(ワンシーンだけ)チャップリンの「サーカス」以来。

2003年7月6日
マトリックス/The Matrix
監督アンディ・ウォシャウスキー/ラリー・ウォシャウスキー
出演キアヌ・リーブス/ローレンス・フィッシュバーン/キャリー=アン・モス
評価★★★★★★★★☆☆
感想流行に乗り遅れまいとついに観ました。いいねえ、これ。なんか理屈抜きに。あのヒロインにも久しぶりにシビレた。いよいよこれは、リローデッド観るしかないか。

2003年7月3日
ハンニバル/Hannibal
監督リドリー・スコット
出演アンソニー・ホプキンス/ジュリアン・ムーア/ゲイリー・オールドマン
評価★★★★☆☆☆☆☆☆
感想友人から時間の無駄だと言われてたのに、テレビでやってるもんだから。妙に芸術に走るもんだから、キレがなくなっちゃって。後半がダメ。

2003年5月24日
ファイト・クラブ/Fight Club
監督デヴィット・フィンチャー
出演エドワード・ノートン/ブラッド・ピット/ヘレナ・ボナム=カーター
評価★★★★★☆☆☆☆☆
感想予告どおり「ファイトクラブ」。非現実的すぎて疲れちゃいました。後で考えてみると結構面白かったような気もするんだけど。でも、ノートンもブラピも良かったから、いつかもう一度見てみよう。

2003年4月12日
スコア/The Score
監督フランク・オズ
出演ロバート・デ・ニーロ/エドワード・ノートン/マーロン・ブランド
評価★★★★★★★☆☆☆
感想いいんじゃないの。展開が想像できると言う人がいるけど、僕は単純だからわからなかったし、ハラハラしたね。映画にあまり求め過ぎてはいかん。エドワード・ノートンって結構注目されてるんだ。「ファイトクラブ」でも見てみるかなあ。

2003年4月9日
ギター弾きの恋/Sweet And Lowdown
監督ウディ・アレン
出演ショーン・ペン/サマンサ・モートン/ユマ・サーマン
評価★★★★★★☆☆☆☆
感想テレビでやってるのをたまたま観るというのは思いがけずいい。ウディ・アレンは本人主演のやつが好きだけど、これも味があっていい感じ。大袈裟なキャラでもあの年代にはいたような気もするし。ギターも美しいのでお薦め。

2003年3月29日
戦場のピアニスト/The Pianist
監督ロマン・ポランスキー
出演エイドリアン・ブロディ/トーマス・クレッチマン
評価★★★★★★★★☆☆
感想このご時世、これも観とかないと。当時の悲惨さには、言葉がありません。平和ボケした私は頭を鈍器で殴られたような衝撃を受けました。映画的な華やかさが好きな私はこの評価になりましたが、名作です。この監督、もっとわかりにくいかと思ってたら以外に丁寧。

2003年3月21日
ビューティフル・マインド/A Beautiful Mind
監督ロン・ハワード
出演ラッセル・クロウ/ジェニファー・コネリー/エド・ハリス/クリストファー・プラマー
評価★★★★★★☆☆☆☆
感想オスカー受賞作はやっぱり観とかないと。途中の展開には衝撃を受けて、こりゃおもろいぞと思ったけど終盤がねえ。でも事実なら仕方ないか。そういえば「グレンミラー物語」も後半つまんなかったし。ジェニファー・コネリーも久しぶりだったけど、「サウンド・オブ・ミュージック」のクリストファー・プラマーも懐かしかったなあ。

2003年3月15日
スライディング・ドア/Sliding Doors
監督ピーター・ハウイット
出演グウィネス・パルトロー/ジョン・ハナー/ジョン・リンチ
評価★★★★★★☆☆☆☆
感想電車に乗り遅れた時と乗れた時で人生がどう変わるかを同時進行で見せてくれる映画。アイデアとテンポだけの映画という人もいるかもしれない。でも僕は好きだなあ。観客にわかりやすくするための技法が安直だと言われても気にしない。そうそう、主演の人は「恋に落ちたシェークスピア」の人だ。

2003年2月27日
情婦/Witness For The Prosecution
監督ビリー・ワイルダー
出演タイロン・パワー/マレーネ・ディートリッヒ/チャールズ・ロートン
評価★★★★★★☆☆☆☆
感想以前見た時より面白かった。友人の言うとおりサスペンスなのにコメディータッチなのがいかにもワイルダー作品。細かい部分もしっかり工夫されています。原作はアガサ・クリスティーの「検察側の証人」で、私の好きな法廷ものですが、少々小品すぎるのでこの評価に。

2003年2月13日
勝手にしやがれ/A Bout De Souffle Breathless
監督ジャン=リュック・ゴダール
出演ジャン=ポール・べルモンド/ジーン・セバーグ
評価★★★★★☆☆☆☆☆
感想とうとうゴダール観ちゃいました。ヌーベルバーグ。思ったほど拒否反応はなかったけど、正直あんまりわからんなあ。新しいタッチだったのかもしれないけど芸術性は薄い。うーん、1作では評価できないけど、最高傑作なんだって。

2003年2月8日
フレンジー/Frenzy
監督アルフレッド・ヒッチコック
出演ジョン・フィンチ/バリー・フォスター/ビリー・ホワイトロー
評価★★★★★★★☆☆☆
感想これも以前観て面白かった記憶がありました。で、今回も良かった。今となっては古さを感じるヒッチコックタッチですが、まさにブラックユーモアの巨匠たる所以が随所に出てていい感じ。こんな嫌な男がいかにもいそう。ケーブルテレビにご加入の方、今月は要チェック!

2003年2月5日
ディスクロージャー/Disclosure
監督バリー・レヴィンソン
出演マイケル・ダグラス/デミー・ムーア/ドナルド・サザーランド
評価★★★★★☆☆☆☆☆
感想以前なぜか映画館で観たことのある作品。テレビでやってたので懐かしく思い出していたら最後までみちゃいました。なんてことない映画ですが、私の好きな法廷テイストがちょっぴり味わえるので○。へー、これってバリー・レヴィンソンなんだなあ。

2003年2月1日
初恋のきた道/我的父親母親/The Road Home
監督チャン・イーモウ
出演チャン・ツィイー/チョン・ハオ/スン・ホンレイ/チャオ・ユエリン
評価★★★★★★☆☆☆☆
感想友人に勧められたのが平成13年10月ですので実に足掛け3年。レンタル中も多かったし。中国映画はたぶん初めてでしたが、まあ評価としてはこうなっちゃった。いいシーンは多いのですが、ハリウッド式の過剰演出に慣れきっているのかも。

2003年1月26日
魔女の宅急便
監督宮崎駿
評価★★★★☆☆☆☆☆☆
感想ちょっと盛り上がらない。登場人物が過剰に笑うのが家族では話題になりました。陽花にとっては今までのジブリ作品の中でベストみたいですが。

2002年12月20日
モンスターズ・インク/Monsters,INC.
監督ピート・ドクターほか
評価★★★★★★★★☆☆
感想最近、子供と一緒にはまってます。フィギュアとか集めたり。映画もおもろいぞ、これ。何回でも観れる。子供がいろんなキャラクターのものまねをしますが、それがまた面白い(特にロズ)。

2002年12月12日
ギャング・オブ・ニューヨーク/Gangs Of New York
監督マーティン・スコセッシ
出演レオナルド・ディカプリオ/キャメロン・ディアス/ダニエル・デル=ルイス
評価★★★★★★★★☆☆
感想妻は最近試写会によく当たる。かなり衝撃的な内容だったらしく、帰ってきて落ち込んでいた。やはりスコセッシ監督、単なる娯楽では済まさなかったと見える。でもさすがにレオ様♡、八つ星らしい。

2002年11月2日
リング
監督中田秀夫
出演松島菜々子/真田広之/中谷美紀/佐藤仁美
評価★★★★★☆☆☆☆☆
感想最初恐かったけどねえ。なんか恐さの種類が期待してたものと違った。それとダビングっていうのはちょっとどうかね。ハリウッドがうなるかねえ。

2002年10月27日
プライベート・ライアン/Saving Private Ryan
監督スティーブン・スピルバーグ
出演トム・ハンクス/トム・サイズモア/エドワード・バーンズ
評価★★★★★★★☆☆☆
感想戦争映画は年々娯楽性がなくなっていくねえ。「この時代に生まれてなんて幸せなんだ」と小学生のような思いで胸がいっぱいになるとこあたり、私ってホント凡人。いい映画でした。

2002年9月23日
たそがれ清兵衛
監督山田洋次
出演真田広之/宮沢りえ/田中泯/小林稔侍/岸恵子/丹波哲郎
評価★★★★★★★★☆☆
感想お馴染み?「山田会」主催の上映会で鑑賞。時代劇をスクリーンで見るのは初めての経験でしたがすごく良かった。純愛にもホロリとさせられるけど、チャンバラシーンは西部劇の決闘シーンよりも見どころがあって疲れるほど。時代考証にもかなりごだわられたとかで、ほんとに見どころ満載。

2002年8月14日
ニキータ/Nikita
監督リュック・ベッソン
出演アンヌ・パリロー/ジャン・ユーグ・オングラード/ジャンヌ・モロー/ジャン・レノ
評価★★★★★★★☆☆☆
感想以前見たほどの感動はなかったけど、ベニスでの狙撃場面は私のフェイバリットシーン。美しい。ジャンヌ・モローはちょっと恐い。

2002年7月30日
千と千尋の神隠し
監督宮崎駿
評価★★★★★★★☆☆☆
感想うーん、またしても娘と重なるなあ。トトロを嫌という程見せられて、宮崎ファンになりましたが、あの独創的な世界は今後も楽しみ。子供はみんな恐くて泣いてましたが、倫典はピーピー泣いて「消して、消して」と言いながら寝ていました。

2002年7月18日
アイ・アム・サム/I Am Sam
監督ジェシー・ネルソン
出演ショーン・ペン/ミシェル・ファイファー/ダコタ・ファニング
評価★★★★★★★☆☆☆
感想久しぶりの映画館、全編に流れるビートルズカヴァー曲、同じ年頃の娘。久しぶりだったので映画ってやっぱりいいなあと再認識しました。それとやっぱりビートルズ最高。

2002年3月1日
トラフィック/Traffic
監督スティーブン・ソンダーバーグ
出演マイケル・ダグラス/キャサリン・ゼタ・ジョーンズ/ドン・チードル/ベニチオ・デル・トロ/ルイス・ガスマン
評価★★★★★☆☆☆☆☆
感想面白いんだけどなんか肌に合わないって感じ。何ががっかりだったって、久しぶりに予備知識なく観たのに、巻頭でこの映画の原作テレビシリーズの予告編を見せられてストーリーが瞬時にわかってしまった。あのビデオ製作会社は絶対許さん。

2002年2月10日
グラディエーター/Gladiator
監督リドリー・スコット
出演ラッセル・クロウ/ホアキン・フェニックス/コニー・ニールセン/オリヴァー・リード/リチャード・ハリス
評価★★★★★★★☆☆☆
感想随分前に観た「ベンハー」と比較される作品ですが、これはこれでよいです。さすがアカデミー作品賞。でも、ラッセル・クロウは地味なのであんまり好きじゃない。

2002年1月4日
ブエナ・ビスタ・ソシエル・クラブ/Buena Vista Social Club
監督ヴィム・ヴェンダース
出演イブライム・フェレール/ルベーン・ゴンザレス/オマーラ・ボルトゥオンド/エリアデス・オチョア/ライ・クーダー
評価★★★★★☆☆☆☆☆
感想ヴィム・ヴェンダースは「ベルリン・天使の詩」も合わなかったんだよなあ。友人に勧められて期待しすぎたのかも。バンドマンとして、それなりの共鳴や興奮はありましたが、映画といわれると。

2001年12月24日
ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ/Lock, Stock & Two Smoking Barrels
監督ガイ・リッチー
出演ニック・モラン/ジェイソン・ステーサム/ジェイソン・フレミング/デクスター・フレッチャー/スティング
評価★★★★★★★☆☆☆
感想「スナッチ!」に続き2本目。目まぐるしい同時平行型の展開に慣れてきたせいか、少しランク落ち。でもどっちを先に見たかの差かも。

2001年12月15日
ハムハムランド大冒険(劇場版とっとこハム太郎)
監督出崎統
原作河井リツ子
評価★★☆☆☆☆☆☆☆☆
感想公開日に観に行ったのに。なんかごちゃごやして詰め込みすぎ。劇場でプレゼントされた「ゴジハムくん(ゴジラの着ぐるみを着たハム太郎)」はグッドです。

2001年12月7日
イングリッシュ・ペイシェント/The English Patient
監督アンソニー・ミンゲラ
出演レイフ・ファインズ/ジュリエット・ビノシュ/クリスティン・スコット=トーマス/ウィレム・デフォー
評価★★★★★★★☆☆☆
感想数年前にアカデミー賞9部門を受賞したというこの壮大なドラマは、長いながらも丁寧な構成と美しい映像で何とか合格点。観る価値のある大作。

2001年12月1日
スナッチ/Snatch
監督ガイ・リッチー
出演ベニチオ・デル・トロ/デニス・ファリナ/ヴィニー・ジョーンズ/ブラッド・ピット
評価★★★★★★★★☆☆
感想「パルプフィクッション」を見た時の興奮がまた味わえました。キレがいいうえに、2時間を切る短さだから、絶対に眠くならない。お勧め。

2001年11月25日
リトルダンサー/Billy Elliot
監督スティーブン・ダルドリー
出演ジェイミー・ベル/ジュリー・ウォルターズ/ゲイリー・ルイス
評価★★★★★★★★★☆
感想「我が谷は緑なりき」って名作もそうだったけど、いいよねえ、炭坑ものは。友人に勧められて観ましたが、泣けましたな。

2001年11月11日
スペースカウボーイ/Space Cowboys
監督クリント・イーストウッド
出演クリント・イーストウッド/ドナルド・サザーランド/トミー・リー・ジョーンズ/ジェームズ・ガーナー
評価★★★★★☆☆☆☆☆
感想なんか盛り上がらないんだよねえ。メリハリがないというか。宇宙ものは流行りだけど「アポロ13」や「ミッション・トゥ・マーズ」には及ばないなあ。

2001年9月3日
15才−学校4
監督山田洋次
出演金井勇太/麻実れい/赤井英和/秋野暢子/小林稔侍/丹波哲郎
評価★★★★★★★☆☆☆
感想故郷の日向が舞台のひとつとなっているが、そのシーンが一番いい。みなさんもぜひ私の実家から200mの地点を確認ください。

2001年6月24日
リトル・ヴォイス/Little Voice
監督マーク・ハーマン
出演ジェーン・ホロックス/ユアン・マクレガー
評価★★★★☆☆☆☆☆☆
感想「ブラス!」の感動から二匹目のどじょうを狙ったが失敗。

2001年6月17日
ライフ・イズ・ビューティフル/La Vita E Bella
監督ロベルト・ベニーニ
出演ロベルト・ベニーニ/ニコレッタ・ブラスキ
評価★★★★★★☆☆☆☆
感想えらくドタバタしてると思ったら「イタリアのチャップリン」と呼ばれてるそうな。この映画を観てドタバタ路線とシリアスお涙路線の共存は難しいと悟った。いいんだけど、欲張りすぎて3塁でタッチアウトって感じ。

2001年6月9日
ブラス!/Brassed Off
監督マーク・ハーマン
出演ピート・ポスルスウェイト/ユアン・マクレガー
評価★★★★★★★★★☆
感想ビデオのパッケージで淀川長治と山田洋次とおすぎが絶賛してただけある。わかりやすい展開だからこそジーンとくる余裕があるというもの。おすすめ。

2001年5月27日
レザボアドッグス/Reservoir Dogs
監督クエンティン・タランティーノ
出演ハーベイ・カイテル/ティム・ロス
評価★★★★★★★☆☆☆
感想タランティーノらしい非現実的な展開でも素直に受け入れることができた。安っぽい映像と時間の短かさがいい。暴力描写で少し気持悪くなった。

2001年5月26日
ストレイト・ストーリー/The Straight Story
監督デヴィット・リンチ
出演リチャード・ファーンズワース/シシー・スペイセク
評価★★★★★★★★☆☆
感想友人お勧めのこの映画は、非常によろしい。映画評の常套句「忘れていたものを思い出させる」とか「心に染み入る」とか、そんな言葉がピッタリです。

2001年4月8日
ライアー/Liar
監督ジョシュ&ジョナス・ペイト
出演ティム・ロス
評価★★★★★★☆☆☆☆
感想展開が早く、理解力の低い私には少々こたえたが、なんとなく良かった。ティム・ロスはいい。サスペンスものとしてもまずまず。

2001年4月1日
グリーンマイル/The Green Mile
監督フランク・ダラボン
出演トム・ハンクス/マイケル・クラーク・ダンカン/デヴィッド・モース
評価★★★★★★★☆☆☆
感想ファンタジックないいお話だったので、3時間という長さも感じませんでした。 しかし、あの知事の甥だけは絶対に許さん。