平成6年9月24日に結婚して、丸10年。いろんな事がありましたが、大きな怪我や事故もなく、元気に過ごしていられることに感謝しています。 結婚の前後だったと思いますが、親から結婚記念日ごとに写真館で写真を撮るといいよと言われました。写真館で毎年撮り続けるのは、物理的にも経済的にも難しいだろうと思われましたが、アイデア自体はすごく面白いと思いました。いつまで続くかわかりませんでしたが、1年目の結婚記念日に覚えていたことから、毎年の記念撮影が始まりました。 左下が式当日の写真。左上が大淀川河川敷で撮った1年目のもので、お腹の中には陽花がいました。右上が2年目で佐土原の久峰公園だったと記憶しています。右下が3年目に綾の酒泉の杜で撮ったもの。倫典がお腹にいます。ここまでは、結婚記念日に仕事をしていた形跡が見られません(休みだったのでしょうか?)。中央が4年目で、初めて仕事帰りという感じです。まだ、大工町のアパートに住んでいた頃です。5年目の写真が中段の左。お腹の中には拓真がいます。外食をしてあやうく写真のことを忘れそうになった日の1枚。お酒も飲んでいい気持ちでお風呂を済ませた後で、子供達は寝ているところを無理矢理連れて来られています。継続という強迫観念は時として恐ろしいものです。6年目は上段の右から2番目。新居に移っての、そして5人揃っての初めての写真です。7年目はその左。妻の実家での1枚です。中段右の8年目、下段右から2番目の9年目、その左の10年目と機械的な集合写真が続きますが、いずれも実家のリビングで夕食前に撮影しました。 私はもともと「記念」や「記録」が好きで、映画に行けばパンフレットを買ったり、チケットの半券を捨てなかったりするのも、この性格からきています。写真、好きですねえ。典型的な日本人。観光地に行っても写真を撮らないと落ち着かない。スローライフが叫ばれるこのご時世、私もあくせくと記録に励む姿が客観的には好きではないのですが、心に焼きつけるなどとクールではいられないのです。それに、子供達は子供達で写真に映るのが好きなんです。 こんな気質が生んだこれらの写真。結婚記念に妻の兄夫婦に送られたフォトフレームに入れてみると、なるほど感慨深いものです。最近では子供達が先に思い出してくれますので、忘れることはないはず。これからもずっと続けていきたいと思っています。 |
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