大手検索エンジン「Google」の「ホリデーロゴ(Doodle)」をご存知だろうか?「Google」を開くとたまにいつものロゴではなく、その日にちなんだ特別なロゴが期間限定で表示されることがある。そのセンスの良さから、このホリデーロゴのファンであったが、ふと年賀状の素材にどうかと思い立った。家族の中では変わった年賀状に否定的な声が年々強くなってきており、普通の年賀状を別に作るという乱暴な案までが現実味を帯びてきている。Google版年賀状構想を恐る恐る持ち掛けた時の家族の反応を一言で表現するならば、それは「諦め」であった。ともあれ、制作に入ってみたものの、本家のようなセンスあふれるロゴがそう簡単にできるはずもなく、一時はデザイン変更も考えた。妥協という表現は避けたいが、イラストタッチでの作成を断念し、無難な写真加工に切り替えた。Google版決定の決め手となった「g」のタツノオトシゴ化に時間をかけた以外は特に難しい処理はしていない。別々に撮った写真の色合いを合わせながらバランスよく配置することだけが命だったと言える。Googleでの検索経験がなかったり、Googleロゴを知らない人には伝わらないのは端から承知のこと。ホリデーロゴを見たことがない人には意図が伝わらないと私も思う。Googleと年賀状の関連は何か。そう難しく考えないでほしい。私自身、年賀状づくりがどこに向かっているのかわからないのだから。
※これはトピックスで紹介しているものを転記したものです。
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