和田家の年賀状は一体どこに向かっているのか。平成17年の年賀状はかつてないほど風変わりなものとなった。七五三の写真を使うことだけは早くから決まっていたが、プライベートの忙しさから、ようやく構想に取りかかったのが12月。それでも雑誌の表紙というアイデアはすぐに固まっていたとの情報から、挿入する文字の調整に時間がかかったとの見方が強い。「じっくり見てもらえる年賀状」をテーマに掲げ、テレビ番組の紹介という形で和田家の出来事を伝えるというコンセプトがどこまで親戚や友人らに受け入れられたかは未知数で、どこかのダイレクトメールと勘違いした人も少なからずいた模様だ。全体のデザインについて、製作者である夫は概ね満足してはいるものの、レモンではなく「だいだい」を持たせ、表題も「ザ・テレビジョン」の字体で「ア・ハッピーニューイヤー」にすべきだったと悔しがっている。しかし、合成の技術は年々向上しており、陽花ちゃんの手と「酉」の文字は最初からそういう写真だったと思っていた人も多いのは事実だ。そのせいもあって、干支捜しクイズで「酉」の文字には気付いていたが別のものを捜したという人は少なくなく、数人が千歳飴の「鶴」と答えた。挙げ句には、「レモンのように見えるけど、あれがヒヨコとは」との珍回答も飛び出す始末で、新年早々混乱を招いたという責任問題に発展する様相すら帯びている。当人は「毎年楽しみにしてくれている方々のためにも、作り続けることで責任を全うしたい」との教科書どおりの談話を発表しているが、ネタ切れを指摘する評論家もおり、和田家のハガキ作りが今後どのような方向に進んでいくのか全く予想できない。
※これはトピックスで紹介しているものを転記したものです。
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