平成15年の和田家の年賀状は当ホームページでも公開しているが、昨年に引き続き干支をモチーフにしている。昨年は人文字で馬を表したものだったが、理解度が低く、今年はいかにわかりやすく万人に評価されるかどうかが問われた。製作を手がける夫敏法さんは年末多忙で、取りかかったのは昨年12月の中旬。妻康子さんのアイデアを取り入れ、イメージが固まると一晩でほぼ完成させた。「いかに羊がその場にいるように作れるかがポイント。まず羊の写真を探すことから始まり、次に重要な切り抜き作業で、時間もかなりかけました。その羊を家族写真に載せても、照明のあるスポットの中にいるような雰囲気は出ないので、明るさを微妙に変えた羊を何枚も重ねました。最後は少しぼかし気味の影を入れて完成。」と自信気に語ってはいるが、本当にあの場にいたと信じていたという報告は今日現在届いていない。しかし妻康子さんは、選ばれた羊のすました表情や背筋の伸びた姿勢が気に入っているとのことで、確かに偶然ながらこの家族写真にとてもマッチしている。夫は「偶然は最大の芸術なり」と開き直っているそうだが。
※これはトピックスで紹介しているものを転記したものです。 |
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